人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

長い夜の始まり

一中バンドの練習日だった。スタジオMにて。

相変わらずまったく練習しないで行ったが、課題曲が増えたりしていないので全曲「おさらい」だ、何とかなる。だから練習しないのである(笑)

スーさんは連日の飲み疲れで大人しく、その分タケダさんが輝いていた。いやー、笑った。

タケダさんは口が悪いのだが、ニコニコと人懐っこい笑顔で喋るので嫌な感じは全くない。

ないが、口は悪い(笑)

年上の女性はみんな「ババァ」である。よっぽど嫌っているのかと思えばそういう訳ではなく、「裏のアパートのご婦人が」というところをタケダ風に翻訳すると「裏のババァが」になるのである。

私感が入ると「クソババァ」などと活用される。

ババァの時点で相当笑ったが、その先のクソババァを聞いた時には感心し、最終形の「ボケババァ」では感動した。ダンナはこれを「ババァ3段活用」と名づけた。

こんなタケダさん、「リズムを取るとかよぉ、難しくてよ」と真面目にドラムについて話し出す事もある。彼曰く16ビート以上は貧乏ゆすり以外では出せないとのことである。

休憩から戻ったら、マイクが、

やる気をなくしていた。

一方スーさんはやっと酒が効いてきて、ここからメキメキといつもの調子になった。

私も酔うほどに幸せな気分になり、やっぱり一中とお酒は切り離せないなぁ、などと考えていた。

あっという間の6時間であった。

この後は居酒屋に行くが、長い夜はまだまだ終わらない。