前日の壮絶な飲みがたたり激しい二日酔いであったが、これで終わりではない。
日曜日はバンドのミーティングである。
とは言っても、ドラムと合わせる前に曲調を詰めるというのがメインで、練習前の打ち合わせ的なものである。
なのでこれまでの練習は「覚える」に重きを置き、ここで決められたとおりに練習していく運びであった。
しかし、とうとう覚えきらない曲を抱えたままのミーティングになってしまったEE:AEB64
当日少しでも予習するつもりだったのだが、二日酔いで散々だ。ラーメンを食べたら掃除をしただけで終わる。
実はその掃除の時間すら、「5分だけでも・・・」と言って寝ていたのだが。
課題は、構成的にそのまま演奏できないものを、私たちでもできるように考えることであった。
今回のバンドはボーカル、ギター、ベース、ドラムとシンプルであり、音色の多い曲はそのままやると貧弱に聴こえてしまう。
どーすんだろ、ハハハ、と他人事のように考えていたが、予想だにしない展開であった。
ちなみに私が予想していた展開は「もうこうやるしか仕方ない」か「この曲は無理」という妥協路線だったのだが、音楽室は軽音楽部の部室のように熱気を持ち、どの曲もちゃんと私たちのバンドのカラーに合うように作り変えることができた。
kawaさんが「こんな感じでどう?」とギターで弾く。
コードのことは良くわからないが、セブンスなどを多用して、ブルージーな展開になる。
表情がガラッと変わるので盛り上がり、「じゃここ、こうしません??」と次のアイデアが浮かぶ。
その繰り返しだが、変化が次の変化を呼び、雪だるまのように曲が膨らんでいく。
実は自分の技術にもアイデアにも自信がなかったので、これまでは「いかに求められたように歌う(弾く)か」というのが私のポジションだと思っていた。
しかし、みんなで一緒に曲を作り上げることができたのだ。これは新鮮な喜びであった。
後は「形にする」という一番難しいものが残るのみだが、今度こそ練習をきちんとしなくてはなるまい。
時間を忘れて没頭していたので、気がついたら10時になっていた。
そこからは酒を飲んで語り、最後の仕上げだ。
良く飲んだ週末である。
そのせいか、風邪をひいたEE:AEB64
前回の風邪から1ヶ月も経っていない。
鼻水を止めるのに2週間以上もかかったのに、またやり直しである。