酒飲んで観る時は、家にあるDVDを観るようにしているのだ。
酔っ払ってしまうので、実に三日に分けて観た(笑)
ジブリはそれ程たくさん観てはいないが、一番好きな作品。
監督:宮崎駿
声:柊瑠美、入野自由、夏木マリ
新しい家に引っ越すために、車で移動していた千尋の一家。
もうすぐ家に着くかという頃に迷い込んだ山道の果てには、不思議なトンネルが。
嫌がる千尋をなだめ、どんどんと先に進んでいく両親。
仕方なく千尋はついて行くが、その先には不思議な世界が待っていた・・・。
まず思い出した事は、子供の小さいうちの親っていうのは、結構勝手だったなぁということ(笑)
「嫌だ」と言っても多くは聞き入れて貰えなかった厳しい時代である。
そのせいで千尋はとんでもない世界に入ってしまうのだが、おそらくまだ小学生の中学年ぐらいか、その辺に良くいるような特別どうという事のない女の子である。
この子がたったひとりで困難に立ち向かっていかなくてはならなくなってしまうのだ。
まぁバケモノみたいなのが出てきたり、魔女が出てきたりするが、そういう恐怖よりも「知らない街に放り出される」、「通りたくない所を通る」、「行きたくない所に行く」といった身近な恐怖の方が妙にリアルで、手に汗握る。
しかし、最初は挨拶さえきちんとできなかった千尋が、どんどん逞しくなっていく姿が気持ち良い。
また、ジブリ特有の可愛らしいキャラクターは、過酷な千尋の運命に明るさを添え、思わず顔がほころぶ場面も多々。
世界観も、このぐらいの設定なら何とかついていける(笑)
どこか懐かしいような風景も魅力的であった。
勇気をもらえる作品だ。
広い年代で楽しめるだろう。
ぽ子のオススメ度 ★★★★★
ダンナのオススメ度 ★★★★☆
あの世界観は理解し難いけど、気づくと吸い込まれてしまう魔力があるEE:AEAD8
夢が現実か・・・不思議だEE:AEB5C