人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

ぽ子の許に天使が舞い降りる

見たくないものを見てしまった・・・・・。

しかしそれは「見てはいけないもの」ではなく、「見なくてはいけないもの」であった。

例えば体重計のようなものであり、返って来たテストの答案用紙のようなものであり。

見たくはなかったが、それは現実なのである。

次に歌う曲が決まりつつある。

ずっとずっとずっと歌いたかった、大好きな大好きな大好きな曲である。

酔った勢いでお願いしたらちゃんとメンバーを集めてくれたのだが、そのメンバーを知って私は青ざめた。

ミカエル、ガブリエル、ラファエル、三大天使揃ってますがなEE:AEB64

Pで弾く人は総じて上手いが、この3人は私がまだPに行き始めた頃に知り合った人達であり、そのテクニックに驚愕して自分の小ささを知ったものである。

もちろん一緒に演る日が来るとは夢にも思わなかった。

そんなバチあたりな事を考えると、ロクな死に方をしないはずである。

しかし、夢に見る間もなく、向こうからやってきたのだ。

私は死ぬのか?

そこで私は思い出した。

ゾッ。

ヤバい、このままでは私もバンドも大恥をかく事になる。

思い出したのは、見たくなかった先日やったライブのビデオである・・・・・・・。

敗因は、一度も練習の声を聞かなかった事だろう。あそこまで酷いとは思っていなかった。

もちろん余裕があった訳ではない。

いつも酔っ払っていたので、そこまで頭が回らなかったのである。

小学生の運動会と同じで、「頑張った」ということろで満足していたのだ。

そもそも「努力」という行為を知らないので、「頑張った」が最上級だったのである・・・。

頑張るだけでは結果は出ない。

反省し、努力し、身を削らなくては進歩はしないのである。

どの曲もそうだったが、とにかく「走って(歌うテンポが速い)」いる。

何度も何度も練習で「走っている」と指摘されていて、あとは努力をするだけだったのに、とうとう走り続けたEE:AEB64

一応言われれば「そうだった」と思い出すのだが、1コーラスも歌うともう歌詞を思い出すのに必死か、演奏が気持ち良くてカラオケかの状態になっていて、テンポの事など忘れ果てているのある。

そのうえ歌い終わり、文章で言えば語尾の部分が乱雑なので、とてもとてもシロート臭い。きちんと出きってない音も多く、非常にお粗末な歌であった・・・・・。

笑いもできなかった。最後まで聞けなかったEE:AEB64

私は下を向いた。

録画という技術の進歩を恨んだが、これがなければ私はまた繰り返しただろう。

神は私の許に、三大天使を遣わせた。

ぽ子よ、これは悲劇ではない。チャンスと思うのだ。

欠点は分かった。

あとは改善だが、先日のライブで喉は故障中である。

喋る事はできるが、痛むのでラクではない。

高音も出なくなり、このままではライブどころかボイストレーニングもできない状態だ。

そこで私はまたネットで色々調べたが、まぁ世の中には無茶して喉を壊す人間の多い事よ。2chにもスレッドができていた。

特にB'zの稲葉氏は、多くの若者の喉を壊したようである(笑)

結果、私が今できる事は「喋らない」、「水を飲む」、「うがいをする」ぐらいであった。

病院は、ポリープの手術にまでならないと役に立たないというのが通説であり、それは私も前回の耳鼻科で実感した。

早い人で1週間、長い人は年単位かかって、元通りになるかどうかというところである。

しかしそれではあまりにももどかしいので、腹筋とブレスのトレーニングだけやる事にした。

気休め程度だが、とにかく声が戻ってくれないことにはどうしようもない。

もちろん、酒も悪い。

喉が壊れた原因は、歌だけではなかったはずだ。

週末ごとに大酒飲んで大騒ぎしていたのだ。

歌なんぞ歌わなくても、深酒した次の日に声が出ないなんていう事は、これまでも良くあった。

声がでか過ぎるのである。いちいちテンションが上がり過ぎるのである。

しかし酒は止められないので、引き続き禁煙の方に力を入れ、しばらく飲んで歌うのも禁じるにとどめようと思う。

酒は、禁じない。