眠かった。
どうにもこうにも眠かった。
しかし時間は夜8時。
今日は昼に起きてラーメン(ニンニク、アブラ増し)を食べただけで、ずっと寝ていたのである。
まだ寝るか、という感じだが、腹を空かせたダンナは晩ご飯をどうしようか考えていた。
ライブでバカ騒ぎした後の休日である。
何か作るような気力もなく、ならば食べに行こうという事になったのだが、なかなか決まらない。
正直、寝ていただけであまりお腹は空いていなかったので、積極的に食べたい物が浮かんでこないのであった。
その上、眠い。
決まらない。
眠い。
「決まったら起こしに来て」と言い残して、少しでも寝ようと寝室に行った。
夢の入り口にたどりついたあたりのところで、ダンナがノックをして入ってきた。
「びっくりドンキーにしよう。ハンバーグEE:AE595」
ハンバーグ。
悪くないが、もう夢の入り口まで来てしまったのだ、さっきより眠い。
娘ぶー子も寝ていたが(良く寝る家族なのである)、彼女が起きるまで寝てやろうとしぶとく布団に入っていた。
やがてぶー子の部屋のドアが開いて、リビングに下りていく気配がした。
むー、ここまでか。しかし眠い。
もうハンバーグなんていいか。
お腹も空いてないのだ、無理して食べて肥える必要もないだろう。
ここで私が寝て待ってれば、摂取カロリーも出費も抑えられる。
一体今日は何歩、歩いただろう?100歩ぐらいか??
食べたらダメだ、どうせまた寝るに決まってるし、ここはこのまま朝まで寝るのが誰にとっても良い事なのである。
いつまで経っても起きてこないので、またダンナが現れた。
「そんなにお腹空いてないから寝てていい?」
彼はちょっと驚いたようだが別に止めもせず、じゃあ、と言って部屋を出ようとした。
でもちょっと待ってや。
ハンバーグ。
チーズカリーバーグディッシュ、150g、ライス小。
ゴクッ。
睡魔がほんの少し動きを緩めた。
「じゃあとか言われると逆に食べたくなる。」と言うと、ダンナはさらに「じゃあ行って来るから」と強調した。
チーズカリーバーグディッシュ、150g、ライス小。
「ちょっと待って、そう言われるとどうも食べたいような・・・。」
5分だけ待つ、と言ってダンナは寝室を出た。
954kcalの入りで785円の出であった。
いつも過ぎてから気づくのだが、寝てれば良かった・・・。
どうやってこの954kcalを消費して785円の収入を得たらいいのか。
昔話に出てくる阿呆並みだ。
いい加減学習したい。
眠いので、楽しかったライブの話は明日。