人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

ついにそのスイッチが入る

あづい・・・EE:AE5B1

もう7月だとは言え、どーすんだこりゃEE:AEB67

これまでは仕事に出ていたから会社で涼んでいたが(もちろん涼みに行っていた訳ではない、仕事をしに行ったら勝手に涼しいのである)、これからは自宅である。

こんな事は初めてで戸惑っているが、暑すぎる。

部屋の温度計は、ひとつは28.4度、もうひとつは30.5度を示しているが、もうどちらでもいい、体感温度の問題である。

さすがにエアコンはつけた。

設定温度は26度にしているが、確か市だか国だか東電だかは「28度」などと言っていた気がする。

無理だ、26度で限界である。

一般家庭でこれだから、工場なんかはもっとキツいはずである。

エアコンつけなからうちわで扇ぐというアホらしい事になっているが、それでも暑い。

しかし「エアコンつけながら扇風機」だとそれ以上にアホらしいので、休み休み扇いでいる。

首には「ひんやりジェルスカーフ」なるものを巻いているが、気休めだ。

今私が着ているのはパジャマ代わりの部屋着、つまり起きてそのままの格好だが、これは何と言うのか、ピンクのタオル地のつなぎになっていて、超短パンのノースリーブである。

上下が繋がっている代わりに、首からへそあたりにかけて縦にファスナーがついている。

42歳でこの格好自体が犯罪だが、このファスナーを半開して上半身丸見えである。

節電の一環だ。国が救われるなら、私は全裸になってもいい。

とは思わないから、半開のエアコン26度設定withうちわである。

昨夜も暑かったが、あれならまだ耐えられる。

扇風機をソフト運転、つまり、よ~っとっとっとっと・・・と・・・と・・・、という早くなったり遅くなったりの酔っ払い運転にしていたが、なかなか眠れずに、2時間で切れるようにセットいたタイマーを切って、オールナイト運転に切り替えた。

これは暑さ対策ではなく不眠対策の方で、タイマーが切れて扇風機が止まる瞬間を察知してしまうとそれが、「ピンポ~ン、ただ今午前2時30分でございます」というお知らせになってしまい、余計に眠れなくなるのを防ぐためである。

かくして「暑い」「眠れない」の二重苦となったのだが、「眠れない」はとにかく「暑い」の方はもうちょっと何とかなるんじゃないかと気がついたのは、夜が明けてからであった。

私はソフト運転をやめて、通常のシラフ運転に切り替えた。

エアコンつけたと思った人よ、私を見くびってはいけない。

私は酒と昼寝の誘惑には弱いが、ケチは徹底しているのである。

結局寝付いたのは、隣の家が雨戸を開ける音を聞いてからである。

いつも通りアラームは鳴っていたはずだが、無意識に消していたのだろう、寝坊した。

慌てて起きてリビングに下りていくと、エアコンが入って快適であった。

しかし5分もいると寒くなった。一晩あの暑さに耐えた賜物である。

なので、ダンナが出かけるとまた寝室に戻り、扇風機を回してやっとぐっすり寝たのである。

ところで4匹の毛むくじゃらだが、この温度なら意外とケロッとしているように見える。

4匹とも体を伸ばして寝ているが、伸びる時はもっと伸びる(笑)それでも暑ければお腹を上にしてひっくり返って寝るのだ。

果たして動物も、風を涼しいと感じるのだろうか。

試しに隣のイスで寝ているエルをうちわで扇いでみたが、特に変化は見られなかった。

それよりも、半裸で猫をうちわで扇いでいる自分が薄気味悪い。

暑い。

今夜も長い戦いになるのだろうか。