月曜から飲んでいない。
睡眠時間も充分だし、食べるものも食べている。
それなのに、なぜこんなにダルいのだEE:AEB67
何をするにも息が切れるので、動く気も失せる。
夏じゅう、これで終わるのか?
冗談じゃない、まだ夏は始まってすらいないのだ。
何とかしないと。
何とかするッEE:AE4E5
パソコンを立ち上げ、「全身倦怠感」を検索。
果てしないほど病名が挙がるが、中でも多いのは貧血と肝機能障害だ。
肝機能障害。
私の一番恐れていたものである。
そして私は、恐れていたものになりたがる傾向がある。
なりたいのではないが、なる方になる方にと思考が向いていくのだ。
ヤバい、きっと、飲み過ぎで肝臓がイカれちゃったんだ。
しかしハッキリさせないと、今後の酒ライフに響く。
病院へ行こうEE:AEAAB
私は初めてのデートのようにウキウキと歯磨きをしたが、ふと、膀胱がスカスカである事を思い出した。さっきトイレに行ったばかりである。
肝臓を調べてもらうなら、検査をするだろう。
尿検査で出るものが出なかったら、結果も出ないのである。そしてそれは今後の酒ライフにも響くのだ。
オシッコ溜まったら行こう。
しかしこの暑さで水分が飛ぶのか、なかなか尿意は訪れない。
娘ぶー子が起きてきたのでエアコンをつけたが、途端に寝てしまった。
猫4匹の他に、気持ちいいと寝てしまう人間の大人もひとり。
暑くても涼しくても、ダメなヤツはダメなのだ。
病気とか夏バテ以前の問題である。
起きたら何となく、タンクに水が溜まってきたような感覚があった。
しかし病院は、午前の部が終わるところである。
午後は2時半から。
うっ、それまでもつかな、マイタンク・・・EE:AE4E6
昼ご飯は、昨日のカレーとレバーだ。
朝ご飯は弁当の残りとレバーだ。
昨日の昼も、昨日の朝もレバー。
まだ残ってるから今後もレバーである。
しかし今問題は、私の中のレバーである。
沈黙の臓器、肝臓。
残業にも休日出勤にも文句を言わずに黙々と働いてくれていたが、ギリギリまで我慢して頑張っていたのか。
・・・泣ける。
感動してる場合じゃない、早く病院に連れて行かないと!!
トイレを我慢しつつ2時30分、近所の個人病院へ。
空いていたのですぐに診てはもらえたが、さて、何と説明する??
「ダルいんです。」
症状を言ったら、この一言に尽きる。
他になにもないのだ、さぞかし先生は困ったことだろう。
一応血圧を測って心音を聞いてから、こう言った。
「え~っと、実は『ダルい』という症状は非常に多いので、それだけだと限定するのがとても難しいのです。」
そうでしょうね。
二日酔いでも風邪でも肺炎でもダルいでしょうね。
そこで仕方なく、恥を忍んで言った。
先生は今、太平洋の大海原に放り出されているのである。
私は先生を困らせに来たのではない。
今夜は浴びるほど飲んでいいのかが聞きたくて来たのである。
「それが、あの、最近凄く飲み過ぎてて。」
できるだけサラッと、「今日も暑いですね」ぐらいなテンションで言ったつもりだったが、先生は思い切り音まで出して「ぶっ。」と吹き出した。
しかし先生はこれでかなり助けられたようで、「じゃあ肝機能調べましょう、肝機能。血液検査ですね。明日結果出ますからEE:AE5BE」と明るく言った。
家に帰ると、やはり暑い。
肝機能だなどと言葉にしてしまうと、今度は「ホントに肝機能かよ、ただの夏バテじゃないのか。」という気持ちになってくるから不思議だ。
暑くてグッタリしているが、もしかしたらエアコンつけるだけで元気になったりしないのか。
何て人騒がせな!!
病院行く前に、エアコンつけまくって体調を観察するべきであった。
遅ればせながらエアコンを入れ、ゲームをする事にした。
快適だ。何となくバチあたり的シチュエーションだが。
しかし実は冷蔵庫に、昨日半額で買った生のハンバーグと生の小あじと生のサーモンが入っていた。
あれの調理は免れないのだ。
と言う事で、今夜の新秋津デートはなくなった。
その代わり何かいいもの買ってきてと頼んだが、何が出てくるやら、これはこれで楽しみである。
その結果と検査の結果は明日。