次々と新たな問題が出てきて復旧作業が進まない原発だが、作業員の皆様には本当に頭が下がる。
原子炉建屋内の湿度は99.9%もあったらしいが、99.9%。想像を絶する。
一体どんな世界なのか。私は一生知る事はないだろう。
たかだか気温28度、湿度65%ぐらいで伸びている場合じゃないが、それでも私にはこの環境は辛い。
かと言って、夏はまだこれからである。
私一人のために6月からエアコン全開というのは、どうにも気が引ける。
しかしこうも動けないと、主婦として使い物にならないのである。
こんなにスタミナがないのはなぜなのか、その辺の原因が分からないと、対策の立てようがない。
室内の環境を変えられないのだから自分が変わるしかないのだが、夏バテか、貧血か、熱中症みたいになってるのか、どこか悪いのか、それによってできることも変わってくるのである。
かと言って病院というのも違う気がする。
ある程度見当がついていれば内科なり婦人科なりに行けるのだが、単なる夏バテならキューリ食ってろって話で。
じゃあキューリ食べまくったところで貧血が原因なら、症状は改善されないだろう。
正直もう考えるのも面倒で、野菜は買ったまま冷蔵庫にたまり、特大のレバー丸ごと2個もそのまま手付かずであった。
昨日も暑かったが、二日酔いでほとんど寝ていたので体力は消耗していなかった。
風呂上りにを扇風機を回したら、気持ち良くて爽快だったぐらいだ。
なので、窓を開け放ち、扇風機を回しながらブログの下書きをしていたのだ。
その最中に、ダンナが帰ってきた。
「ウッ、暑い。」
彼は、帰るなり呻くように言った。
確かに暑い日だったが、彼は特別暑がりなのである。毎日言っている。
「なんだこれ、まじで暑い。」
そうかね、ホントにこの人は暑がりさんだね、と思いつつ、壁にかかっている時計に表示されている温度を見ると29.9度、湿度は、ん?
HI。
ハイ?
こんな表示は初めて見た。よほど高い湿度なのだろう。
その時私はコトコトという音に気がついた。
そういえばずっとこの音は鳴っていた。あまり気にしてなかったが、しまった!!お湯を沸かしていたのだ!!忘れていた。
煮えくり返ったやかんのお湯は蒸発し、部屋の湿度を限界まで上げたのだろう。
ガスコンロの火を消してエアコンを入れてしばらくすると、湿度は98%になった。
ひえ~、プチ建屋体験しちゃったよ。
しかし全然気がつかなかった。
扇風機のせいか、室温か、それともよほど私が鈍いのか。
私は原発の復旧作業に赴くべきなのだろうか。