もうこんな事はしない。
誓う・・・、誓えはしないが、また同じ状況にならなければ、二度とないつもりではいる。
不可抗力なのだ。
どうか許して欲しい。
3時。
おやつの時間である。
私は甘いものは特に好きじゃないのでおやつなど食べないが、その代わりに酒が好きである。
だからと言って、それは関係ない。不可抗力なのだ。
私が専業主婦になる事でキッチンドランカーになるんじゃないかと考えた人はいるだろうか。
しかしながら私はこう見えても小心者なので、隠れて何かをコソコソやる事は苦手だし、堂々とひとりで飲むような度胸もない。
つまりその可能性は低いと考えているが、だからと言って、ダンナが帰る前に絶対ひとりで飲むことはないかと言うと、そうとも言い切れないのである。
それが「不可抗力」、自分の意志ではなく、そうせざるを得ない場合だ。
魔の月曜日にて少々二度寝はしたが、比較的早い時間から行動に移り、本日も主婦日和であった。
9時に掃除、10時に買い物、11時に掃除、12時から休憩、1時に会社に制服を返しに行き、戻ったらまた掃除だ。
掃除ばかりだが、週末に散らかした落とし前をつけなくてはならないのと、ダンナの叔父が急逝したので九州(つまり九州の義父母)がここに来る事になりそうだからである。
掃除にはキッチンも含まれるが、流しには昨日飲んだ酒セットがそのまま置いてあった。
この頃はビールかサワーの後は延々ウーロンハイを飲んでいるが、昨日はたまたま白ワインのソーダ割り(後で知ったが、スプリッツァーというカクテルになるらしい。そう言っとけば良かったか。)を飲んでいたのだ。
料理でワインを使ったからであり、残ったワインを早く消費したかったのである。
ソーダで割ったのは、悪酔い防止である。割ったってダメな時はダメだが。
しかし昨日はダメな日にはならなかったので、比較的しっかりした状態で布団に入ることができた・・・はずだがちょっと待て。
今思い返してみたが、寝た時の記憶がない。
最近いつもこんな感じだ。
そんなに酔ったつもりではないのだが、結果的にはどうもそうなってはいないらしい。
東村山のアラフォー世代に起こっている現象でもある。
で、今日掃除をしていたら、空けかけのソーダとワインが流しに出ているのである。
平日の酒は止めたのだ、これは金曜の夜まで必要ないのだが、果たして炭酸は金曜まで抜けないでいるだろうか。
な訳ねーじゃんEE:AEB85このままじゃこのソーダ、捨てる事になるよ。
てかもう私は焼酎に転向したんだからワインもいらないし。
片付けちまうか。掃除だ掃除。
こんなシチュエーションなど、滅多にないはずである。
もしかしたら10年に一度だ。
それを咎める人はいるだろうか。
これを片付ければ、キッチンはスッキリきれいになるのだ。
しかもお掃除ロボット・ぽ子にも燃料がチャージされて、動きが良くなるはずである。
いい事づくめではないか。
今日はちょっと、凡人ではできないような掃除をするという事だ。
モラルに縛られて、この世に産み落とされたソーダー君を見殺しにするような真似はしない。
経過が大事だと言うが、結果だって大事である。
飲んだっていつも以上に働けば、10年に一度の祭典、違う、過ちだって、過ぎてしまえば良い思い出さ。
しかし、残ったソーダを捨てたとしても10年にたった一度の過ちで済むのだが、もう遅い。
せいぜい早く寝るよ・・・。