13分33秒のところからにっちもさっちも進まなくなって、悪戦苦闘したDVDである(笑)
監督:ランダル・ウォレス
キャスト:メル・ギブソン、バリー・ペッパー
ベトナム戦争初期、アメリカ軍とベトナム軍の最初の大きな戦闘となったイア・ドラン渓谷の戦いを描く。
ハル・ムーア中尉は米軍騎兵師団を率いて戦地に降り立つが、予想をはるかに超えたベトナム軍の攻撃に圧倒され、苦戦を強いられる。
「必ず全員連れて帰る」と誓った彼だが、実は当初から、多くの犠牲者が出ることは予想されていた。
自らも遺書をしたため、4000人のベトナム兵の待つ山へ向かうハル中尉。
米軍騎兵師団と彼の運命や、いかに??
こういっちゃ不謹慎かもしれないが、戦争映画とは、刺激を楽しむ娯楽的な要素を含んでいる部分もあると思う。
もちろん先に、戦争の無意味さや愚かさを伝えると言う大事な役目があるだろうが、どの映画も似たようなメッセージである。
ただただ悲惨さを映し出し、手に汗を握らせ、こんな現実はあってはならないと思う、そんな筋書きだ。
これもそのような作品のひとつだろう。
勝ち目のない戦いを、どう切り抜けていくのかが見どころである。
戦況は絶望的で、思わず目を覆う場面も多い。
そして夫の帰りを待つ家族。
また、敵であるベトナム人たち。
色んな角度から、この戦いを臨む。
結局勝ったのはどっちなのか?
戦争に「勝ち」も「負け」もないと思わせた作品であった。
ぽ子のオススメ度 ★★★☆☆
ダンナのオススメ度 ★★★☆☆
映像がリアルで恐ろしくなった。戦争はいけないと思わされる。
そもそも良く知らなかったが、ベトナム戦争においてのアメリカのイメージが覆された。