「風雲たけし城」という番組があった。
たけしはあまり関係ないが、挑戦者を募り、数々の障害を乗り越えさせ、最後の「たけし城」までたどり着くものはいるのか??を見届けるものだった。
障害は週によって微妙に変わったが、中に「地震だジイサン」というものがあり、(どれも好きだったが)私はこれが特別好きだった事を思い出したのだ。
ジ・死んだジイサン(笑)
挑戦者はジイサンバアサンの格好をさせられ、それぞれ座布団の上に正座させられる。
合図があると、左右に恐ろしく揺れるのである。
時間まで崩れずに座っていられたら合格、次に進めるのだ。
確か近い過去に東京で、震度5ほどの大きな地震があったはずだ。
たまたまその日私達は、ダンナの両親のいる九州にいたので難を逃れたのだが、後で聞くとかなり揺れたらしく、「いなくて良かったねぇ。」と言われたものだった。
ところが会社の若いモンに聞いても、そんな地震は知らないというのだ。
私の記憶では10年ぐらい前だったと思ったが、そんなに大きな地震があって覚えてないなんて事はあるのだろうか。
私は家に帰ると、ムキになって調べたのだ。
どうも、私の方も記憶違いがいくらかあったようだ。
この地震は2005年7月23日の16時35分に起こっている。
マグニチュード6.0、足立区で震度5強、大田区、江戸川区で震度5弱であった。
恐らく東村山近辺は、強めの震度4ぐらいだったんじゃないだろうか。
しかしだ。
私は自分が18歳の時に起きた震度4の地震は良く覚えている。
授業中で、私一人ビビッて机の下に隠れたのだ。
友人はピョンピョン飛び跳ねて、地震を感知しないようにしたとか。
「怖かった」と結構話題になったりしたのだが。
なぜ彼らが忘れているのは謎である。
私は地震が怖いが、彼らにそのような記憶がないということは羨ましい限りである。
このところこの辺には大きいのが来ていないが、そろそろタンスの上に不安定に置いてあるブラウン管のテレビを何とかした方が良さそうな気がする。