人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

洗濯の呪いと郵便局の罰

いい加減後ろめたいので書きたくないのだが、嘘は嫌なので書かないようにしていたのである。

しかしここまでくると、逆に今度は書かない事が後ろめたくなってきた。

と、いう訳で、書いてはなかったが、相変わらず良く寝ている。

それは主に酒が原因だが、昨日は飲まなかったと言うのに、今朝も良く寝たもんだ。

まぁ寝る時間が遅い事もあるが、ソファに座って気がついたら寝てたって、もうこれは自分以外の何者かのせいだと言いたくもなる。

目が覚めたのは9時である。

あまりに暑いので、今日は午前中の早い時間を有効に使うつもりでいた。

洗濯とガーデニングと郵便局。

これらをまだ涼しいうちに終わらせようと思っていたのだ。

洗濯機は回しておいたから辛うじて終わっていたが、まずこれを干さなくてはならない。

前にも書いたが、私には「洗濯物をたたんでから干す」の呪いがかかっているので、本当は面倒でそんなことはしたくないのだが、ひとつひとつ洗濯機から取り出してはたたんでカゴに入れていく。

それからそれを干すのだが、本当に忌々しい面倒な作業である。

しかしこれをしないと何だかクシャクシャになってしまいそうで、この方法から逃れられなくなってしまった。

それ以前に洗濯が終わっても1時間以上放置していたのでそっちの方が深刻なクシャクシャ問題かもしれないが。

いずれにしろ呪いとか呪縛とかいうものは理屈ではないのだ。

私は嫌々、干す前の洗濯物をたたむ。

これが結構時間を食うのだ。

すっかり頭の上に昇った真夏の太陽の下で、「あづい」「あづい」と言いながら洗濯物を干した。

休日サボッた分だ。多い。

次は郵便局である。

暑さにくじけてしまったので明日に回したかったが、そうやって1週間延ばしてきたのだ。

もう後がない。

というか、前もない(汗)

実はこれは、1週間前までに払い込むべき金であった。

婦人検診の検診料である。

申し込みもギリギリ最終日の夜だったのだ、入金は間に合わなかった。

だったら次の日すぐ行くのが普通の人間だが、そうならないのがぽ子なのである。

暑い・・・。

明日・・・。

今日も明日も大して変わらない・・・。

しまいには「本当は検診の日までに入金すればいいんでしょ」と、勝手に決めた。

しかし、万が一検診が受けられないと、ムチャクチャ困るのだ。

結婚してから毎年、欠かさずに受けてきたのである。

それによりγーGTPにまだまだ余裕があることを確認し、毎年安心してアホのように飲んでいたのだ。

検診がないという事は、安心して飲めないという事になる。

だったらサッサと入金するのが普通の人間だが、そうならないのがぽ子なのである。

して、その境界線が今日だったのだ、ぽ子の「サッサと入金」という日。

ところが、払い込み用紙がない。

なくしたらイカンと常々思っていたのであえて出しっぱなして放置しておいたのだが、やはりダメだったか。

困った。

最悪金さえ入れておけばこっちのもんだとタカをくくっていたが、今さら払い込み用紙をもう一度くれなどと言ったら、向こうに「もう期限は過ぎています」と言わせる隙を作ってしまうじゃないか。

躍起になって探したが、とうとう出てこなかった。

ああ、ダンナを疑いたい。

ダンナのせいでありますように。

ダンナがどこかにやってしまったのだ。

この尻拭いをしてくれないか。

つまらん事に時間を費やしたので、ガーデニングの時間も気力もなくなってしまった。

結局インドア家事で、本日も終了だ。

明日は今日の酒次第である。