人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

×EVERY ○CRAZY

ズンズデッデズンズデッデ、ズンズデッデズンズデッデ♪

相変わらず頑張ってるぞ、ベース。

「弾けそうで弾けない」というじれったい状態なので、「もう1回」「あと1回」と頑張ってしまうのである。

ところで「弾けそうで弾けない」というのは私の主観であって、実際にはほとんど弾けていない。

音源なしのソロで弾くと、音がちゃんと鳴っていないのである。

押さえが甘いようで、結局ポジションを覚えただけの状態であった。

2曲目の課題曲を練習し始めて2週間ほど経っているが、私は大きな間違いをふたつしていた。

ひとつはポジションである。

ベースは鍵盤楽器と違い同じ音が最大4つ存在するが、その中のどの音で弾くかは自由である。

自由だが、選んだポジションによって指の運びが楽にも苦にもなるのが厄介なところである。

私にはまだその選択ができない。

なので、最初に何となく押さえた音でそのまま練習してしまうのだが、どうもやりにくい。

やりにくいが私はまだ初心者なのだ、やりにくくて当たり前EE:AE4F9とさらにそのまま練習を重ねる。

それにしてもやりにくい。

なんで人差し指と小指を目一杯使ってもこんなに離れてるんだ??

そこでやっと、もっと楽なポジションがあるんじゃないかと思い当たる。

あった。

それは「え?こんなとこ??」と思うほど高いポジションだったが、ここならずっと弾きやすい。

私は答え合わせのために、譜面を開いた。タブ譜と言う指の押さえる場所が載っている譜面だ。

やはり後者のポジションが正解だった。

あぁまた振り出しに戻るのである。

ところで、最初から譜面を見ればいいじゃないかと思われるかもしれないが、ベースは単音なので、譜面を読むより音を耳で拾う方がはるかに楽なのだ。

その代償がこの失敗だが。

実は1曲目の「ホワマイ」も間違ったポジションで弾いていたが、この時はダンナが指摘したのですぐに直す事ができた。

それにしても指導されることを嫌がる私に「言うべきか?」「知りたいか?」と恐る恐る前置きしていたのが笑える。

違う、私が「聞くべき」であり、「知るべき」なのである。

二つ目の間違いは、譜面を確認した時に発覚した。

曲のタイトルだ。

私は「Every Little Thing Called Love」と言ったが、正しくは「Crazy Little Thing Called Love」であった。

確かにそうだった。

確かにそもそもは「Crazy・・・」だったのだが、私の中でそれはいつの頃からか「Every・・・」に変わっていたのである。

という訳で、「エヴコー」改め「クレコー」のリニューアルポジションで、練習を再開した。

指の運びは楽になったが、ポジションが高いからか恐ろしく力が要る。

どえらい疲れた。

前にダンナが「うわー、ベースは疲れるなぁ」とボヤいていたことがあり「ぽ子の握力以下EE:AE48Bヘタレギターマンめ」と思ったのだが、こりゃ疲れるわ、ホントに。

やはり技術も握力も上の師匠からは、意地を張らずに学ぶべきなのだろうか。