今週の家事は、ボロボロであった。
主に酒のせいだが、昨日は飲まずに寝たので今日が今週のラストチャンスであった。
しかし、それももう諦めていた。
午後、仕事のミーティングで寝てしまうような恥をかかないために、寝倒すつもりだったのだ。
しかし「寝よう」と計画すると、得てして眠れないものである。
ダンナに朝ご飯を出したらベッドに行き、時間が来て見送ったらソファで横になる。
しかしそのどちらも満足な眠りにはならなかった。
８時過ぎに娘ぶー子が起きてきたので、観念して私も起きる事にした。
まぁミーティングの事さえなければ、起きているべき日だったのである。
明日から旅行に出るのでその準備、そして食材の片付け。
家事をサボるとその影響は、てきめん食材に出る。
冷蔵庫には賞味期限の切れたレバーと色の変わりつつある春菊と半額で買った牛肉が入っている。
休日に入れば、休みが明けるまでそれは放置されるであろう。
まずは旅行の準備だ。
毎度の事だが、まず紙にザッと持ち物を書き出す。
今回はぶー子が来ないので、内容がちょっと違う。
ゲームがないのだ。プレステ。
旅行にまでプレステを持って行くバカ家族だが、さすがにダンナとふたりではそこまで気力がない。
しかしないのは気力だけであり、誰かが準備してくれるのなら喜んで持って行くのだが。
上げ膳据え膳のペンション泊なので、キャンプに比べてはるかに楽である。
食材を捨てる覚悟をしていたが、時間が余ったので調理する事にした。
念のため、面倒臭いので本当はやりたくなかったが、仕方がなかったのだ。鶏さんや牛さんや葉っぱさんにも悪いしね・・・。
それぞれ、レバーのマリネ、春菊のサラダ、ビーフカレー、と決めたが、最初に着手したのはレバーのマリネである。
血抜きをするためにバラして水に入れていったが、次の作業に移ろうと思ったら、困った事になってしまった。
洗剤がないのである。
まな板も包丁も、レバーの血と油でレロレロである。
水で流しても、何だか菌がついていそうで気持ち悪い。
私は室内であれば平気で拾い食いなどするが、なぜか生肉の菌にはビビる。
洗剤と殺菌は別物だろうが、私には殺菌≠洗剤であっても洗剤＝殺菌なのだ。
これでは調理が先に進めない。
流しをそのままにして、私は昼ごはんを食べることにした。
今日の昼ご飯は、ご飯にいわしの丸干しである。
昨日の昼は納豆ご飯といわしの丸干しとサラダであった。
似ているが格段にしょぼくなった昼ご飯の理由は、単に朝に納豆ご飯を食べてしまった事と、ダンナに出したらサラダがなくなった事である。
さて、寝た気がしないまま仕事に行き、一番眠い時間帯にミーティングとなったが、結局睡魔はやって来なかった。
なぜなら議題の一つは、発端が私のミスだったからである。
毎日つまらない失敗を繰り返しているが、今回はシャレにならないミスであった。
一応常に心がけてはいる事だが、もう失敗はしないようにとクドいほど作業日報を見直してから課長に提出した。
そして連休に入る。
家に着いてから上司グッティ氏から電話があり、休み明けの火曜日も仕事上の都合で休んでもいいですよ、との事であった。
もしかしてホッとしているのは私以上に、間抜けなパートを抱えた上司だったりするんじゃないか・・・、そんな気持ちがした。
