人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

シャイニング

基本的に映画のレビューは観たばかりのものをUPするようにしているが、これは例外だ。

何度か観たが、最後に観たのはもう何年も何年も前になる。

             

   監督:スタンリー・キューブリック

   キャスト:ジャック・ニコルソン、シェリー・デュバール

何で今頃、と言うと、もう観ることはないだろうと思ったからだ。

本当はもう1度ちゃんと観てから書きたかったが、恐らくそれはできない。

なぜなら、

「恐くて観れない」

からである。

観た事のない映画ならいざ知らず、何がどう怖いのかが分かっているのだ。

もう次はない。

小説家志望のジャックは、冬の間豪雪のために閉鎖されるホテルの管理人の職を得て、妻と幼い息子ダニーと共にそこに移り住んだ。

いわくつきのホテルだったが、ジャックは気にすることなく、そのホテルで家族だけで冬を越す事にしたのだ。

しかし不思議な能力を持つダニーはやがて、自分にしか見えないものを目撃するようになる。

と共に、徐々にジャックに変化が起こる・・・。

ダニーが体験する恐怖と、ジャックの変貌の恐怖。

最後に観た時はたまたまテレビでやっていたのだが、その表現の恐ろしさにゾゾーッ!!となって、すぐに消してしまった。

閉鎖された誰もいないホテルで起こる怪現象。

「あれ?」と思うほどの一瞬の出来事が、今もありありと思い出せるほど怖いのだ。

なんであんな恐さを思いつくんだろう?

また、変わり果てていくジャックも怖い。

こちらはドンとストレートな恐怖である。

クライマックスは、ハラハラと手に汗握りながら迎えることになるだろう。

これが私が過去に見た中で一番怖い映画だ。

ストーリーもそうだが、きっと監督の力量も素晴らしいものがあったのだろう。

ぽ子のオススメ度 ★★★★★