正月だ。
いつにも増して、やる気がない。
しかし時間が経てば人も動物、腹が減るのである。
ところが自分にはやる気がない。
なので、冷蔵庫から昨日の残りを出すところから始まるのである。
そしてその役目はダンナである。
残り物だ、小さな皿に数枚。
ダンナはそれを両手に持ち、冷蔵庫の前でオロオロしていた。
そこへやってきたエル。
「あ、エルEE:AEB75」
「冷蔵庫、閉めてくれる??ありがとう、ありがとうねEE:AEB75」
「あー、上手だね、えう、お上手~EE:AEB75」
「ありがとうね、えう、ありがとうEE:AEB75EE:AEB75」
エルは冷蔵庫の下にあるトイレをクンクンし、ダンナの足元をチョロチョロしただけで行ってしまったのだが、年明けからダンナの親馬鹿、炸裂である。