ジロリアンから「聖地」「総本山」などと呼ばれている、三田本店である。
前回は麺切れだかスープ切れだかで終わっていて涙を飲んだが、今回はもっと早く行く事にしたのである。
並んだのは40分。
思ったより早かった。
取材拒否の店で有名だが、おっかない頑固オヤジじゃないかという不安はすぐに消え去った。
一心にラーメンを作りながらも回りへの気配りをちゃんとしてくれる。
私はダンナとふたりで来たが、並んで座れるようにしてくれた。
「ラーメン」をニンニク、アブラで。
ダンナも全く同じものを頼んだが、出てきたラーメンは明らかに盛りが違う。
客の見た目で量を調整するという話は聞いたことがあるが、ここまで差がついたのは初めてだ。
なめんな、あっちゅー間に食ってやる。
私は食えるのだッ、覚えとけ!
ごめんなさい~~~!!EE:AEB64
やっとの思いで食べた。
ダンナと同じ量なんて、とてもじゃないけど食べられなかっただろう。
二日酔いでコンディションが悪かったこともあるが、それにしても凄いラーメンである。
麺は意外とソフトな印象の、平打ち麺。
ニュッとした食感。ちょっと柔らかいかな?
その量がハンパじゃない。
見た目ではそれ程には見えないのだが、全然減っていかない。
というか、次から次へと無限に生まれてくる感じだ。
その代わりに、野菜が軽めであった。
ダンナとの量の差はここかと思われるが、かなりコッテリしているので、野菜との相性は抜群だ。
豚は物凄い厚みのどでかいのが2枚。
脂の含有率は過去に食べた二郎の中で一番だが、あいにく二日酔いでこちらもヘビー。
私好みのタイプだったのだが、飲みすぎが悔やまれる。
脂のタップリ入った、柔らかいジューシーな肉だった。
ちんたら食べているとおなかが膨らんでしまうので、肉を噛みながらも麺を口に放り込んでいく。
肉単体で食べると脂がキツかったが、こうして食べると中和されて食べやすくなった。
スープは、見た目にはライトな感じだったのだが、実際には結構こってりだ。
背脂はあまり入っていなかったが、油が乳化しているのだろうか。
極太麺によく合う、濃い目の味付けのスープだ。
二日酔いでなかったら、もうちょっと違った印象になったと思う。
聖地に二日酔いで踏み込んだ罰である。
今度行く時には体調を整えて、麺を軽めにして食べようと思う。
ぽ子評価です。5段階で、
麺:3
具:5
スープ:4
総評:4
「ラーメン」 ニンニク、アブラ