人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

早起きして有意義な1日を、とくりゃ♪

出発は7時半、目覚ましは6時半に合わせておいた。

由比ガ浜でのウォークラリーに参加するためである。

で。

寝たのは4時頃かEE:AEB64

本当に早く寝るつもりだったのだ。

そもそもダンナはそういうところは流されない人なので、安心して一緒にゲームをしていた。

しかし、ダンナもとことん3時半まで付き合ってくれたのだ、モンハン。

2時を回っているのに35分かかるクエストに出る、勝って寝るつもりのクエストで死んだので「もう1回EE:AE4E5」などと珍しい事を言う、私はその後の事など考えずに目先の享楽に喜んで身を投じる人間なので、喜んで3時半までコントローラーを握っていたのだった。

そして、「ラスクエ」と言っているログオフ前の最後のクエストで、私に異変が起こった。

「う。」

本当にそれは突然で、猛烈であった。

「うう・・・。」

辛うじてコントローラーを操作し、目の前の上位オラウータン野郎と戦っていたが、そいつを倒すと私はトイレに駆け込んだ。

腹に悪いものなど普通に平気で食べているので、何が当たったのかはわからない。

とにかく、それから布団に入っても「う。」→トイレを繰り返し、結局朝の目覚ましには気がつかなかったのだった。

ダンナも爆睡しているようで、私が起こしに行った。

「8時だよ!」

8時だよ、全員集合~~~・・・などと頭の中では下らないフレーズが駆け巡る。

久米川の駅につくまで、パーンパカパーンパーンパーンパーンパーーーンEE:AE5BEは止まらなかったが、ダンナはそんな事は知る由もなく急いで駅に向かっていた。

鎌倉まで、新宿で一度乗り換えるだけである。

対面式シートの車両があり、遠足気分でそこに座った。

スタート地点の由比ガ浜にある鎌倉海浜公園では「鎌人いち場」という祭のようなイベントが催されていて、受付を済ませてもなかなか先に進めない。

イベントが邪魔なのではない。

いちいち出店の誘惑に引っかかるからである。

そのせいで時間が押してしまい、昼ご飯を食べられなかった。

じゃあ帰りに新宿でラーメン食べよう、とサッサと由比ガ浜を後にしたが、もう疲れてヘトヘトだ。

そこへ次の誘惑は「グリーン車」である。

もう何が何でも座りたかったのもあるが、来る時に見たあの2階建ての車両、う~ん、乗れるものなら乗ってみたい。

グリーン車はガラ空きであった。

私達は前の座席を回転させてこちらに向け、そこに靴を脱いで足を伸ばして座った。

極楽~~EE:AEAAB

誰もいない車両を貸切状態で乗れる贅沢を味わうために、とりあえず大声で「クルック~~EE:AE479クルック~~EE:AE479」と鳴いてみた。

誰もいないのだ。

演歌を歌ってもいい。

「これで車内販売があると完璧だね。」

それが、あったのだ。

「切符を拝見します」と現れた女性は、少しだが首から飲み物と食べ物の入った入れ物を提げていた。

思いもよらない幸運に、後先考えずにサワーを買ってしまった。

ふたりで1本。

疲れたからこれですぐ寝るだろう。

ところが切符を見た乗務員は、「新宿ですと、次の戸塚で乗り換えになります。」と言った。

ええっ!?もう次、下りるの!?

私達は、湘南新宿線と横須賀線を間違えて乗ってしまったらしい。

せっかくサワーを買ったのに、すぐ下りる羽目である。

教えてもらって改めて乗った電車はなぜか高崎線である。

何が何だか訳が分からないが、なぜかそうなるのである。

やっとこれでも落ち着く・・・、とサワー缶を開け、キオクスで買ったつまみを頬張る。

あっという間にサワー缶は空になり、「もう1杯」である。

しかし車内放送でで聞こえた次の駅は「大崎」。

もう大崎!?

来る時は1時間ほど乗ってきたからゆっくりできると思っていたが、帰りは快速であった。

新宿の前の渋谷あたりでは「キャンピングカーで猫と一緒に旅をする」という夢を語って盛り上がっていたのに、「次は新宿~~」のアナウンスでサワーの空き缶ふたつ持って追い出されるのである。

新宿のハンズで手帳を買った。

これで逃げ道はなくなったが、クズ脱却への第一歩である。

ラーメンを食べた上にわたみん家で飲んで帰ったが、こんな暴挙もなくなっていくだろう。

疲れた。

それでも今夜もモンハン・・・と思っていたが、ダンナがもう寝てしまう。

明日のために、私も早く寝てみるかのん。