デビューは1982年との事だ。
もうプログレッシブロックは過去のものとなっていたが、それを再びミュージックシーンに引き戻したASIA。
メンバーはジョン・ウェットン(vo.b/元キング・クリムゾン、ロキシー・ミュージック、U.K.)、スティーヴ・ハウ(g.vo/元イエス)、カール・パーマー(ds/元EL&P)、ジェフ・ダウンズ(kbd/元バグルス、イエス)という、プログレ界の大御所が集結し、話題になった。
そのデビューアルバム「ASIA」は、80年代のプログレとでも言うべく、ヘヴィ、かつポップという表情を持つ。
他にないこのサウンドに、私はすぐに魅了された。
プログレの魅力は、どこかクラシックを思わせるメロディアスなハーモニーと大袈裟なまでの重厚さだろうか。
アルバムのA面最後に入っているこの曲は、「やりすぎ!?」と言うほどの盛り上がりを見せる。
単なる繰り返しでなく微妙に変化させながら進む流れ、ギターのハーモニクス、間奏のピアノとギターの絶妙な絡み、重いドラムに重厚なシンセのサウンド。
どこをとっても隙がなくカッコイイ。
実は以前ライブでやろうという事になったのだが、当然このようなサウンドにはならず断念した事がある。
なぜか3rdの「AQUA」から聴かなくなったが、このアルバムはあまり売れなかったらしい。
聴かなかったことに全く意味はなかったのだが、メンバーのジョン・ウェットン曰く「なぜ急に売れなくなったのかわからない」とのこと。
なぜ聴かなくなったのか、私にも分からない(笑)
Time Again / Asia