テレビで宣伝してた頃に知った作品である。
監督:福澤克雄
キャスト:中居正広、仲間由紀恵
第二次世界大戦中、高知県。
苦しいながらも妻と小さな理髪店を営み、小さな息子と3人で暮らしていた豊松に、ついに赤紙が来る。
それまでハサミだけを握って生きてきた豊松にとって、軍隊は過酷な場所であった。
戦闘機を出せずに大きな被害を被ったその空襲で、山中に敵機を落とすことができた日本軍。
パラシュートで脱出した敵兵がいることが分かると、すぐに彼らを「適切に処置せよ」との命令が下った。
「日ごろぶったるんでいる」とレッテルを貼られていた豊松に、その役が回ってくるのだが・・・。
こういう類の作品にこんな事を言うと怒られそうだが、「つまらなかった」というのが正直な感想だ。
豊松の悲惨な運命を描き出すが、戦争映画としてはそうインパクトのあるものでもない。
ズルズルダラダラと結論を待っているだけのようなストーリー、最後にどんでん返しを持ってくるが、その返しっぷりがあんまりで、もうその衝撃だけを「売り」にしてるんじゃないか、的な感じであった。
観終わった時に「一体何だったんだ・・・」という気持ちになったが、それは恐らく主人公豊松の気持ちと重なるのであろう。
この感想でいいのかも分からない。
ぽ子のオススメ度 ★★☆☆☆
ダンナのオススメ度 ★★★★☆
主人公に感情移入でき、悲惨な状況に怒りと悲しみを感じた。
景色が綺麗だった。