死に過ぎだ。シャレにならん。
いつ、誰と行っても私が良く死ぬが、昨日はホント、死に過ぎである。
酒のせいもあったかもしれないが、それすら申し訳なくて言えないほど死んだ。
パーティは私とさとちゃんと上司アンガ+ラスタ。
初めて上位のクエストに出て、支給品のない厳しい現実に直面した。
しかし原因はそこではないだろう。
支給品のせいでもない、武器のせいでも防具のせいでもない、自分の能力の問題である。
最初のうちはまだ良かった。
前回私の死によって殺し損ねたドドブラを仕留め(私はトンカチを振り回していただけである)、ゴキゲンだった私はダンナを合流させてくれないか、と調子に乗って願い出た。
フルフルで3死の洗礼を、ダンナに受けさせてやろうと意地悪な事を考え出したのだ。
ダンナにとっては初フルである。
フルフル。
クック以降、大型の敵と出会うたびに私は「こいつに勝てる日が来るとは思えない」と毎度恐れをなしていたが、中でもフルフルは強烈な印象を残したモンスターである。
それこそ何度死んだか分からない。
そこへダンナを放り出すのだ。
ダンナよ、3死の恥と自責の念をここで知るが良い。
で、真っ先に死んだのは私である。
次に死んだのも私である。
3死目はダンナだったが、彼はなんとフルフルを前にしてザコを剥いでいたと言う。
この場を借りて、私からみんなに謝っておく。
しかしダンナは言った。
「ぽ子は突っ込み過ぎ。俺があの時死ななかったら、ぽ子の3死決定だね(笑)」
「3死決定」も笑えなかったが、こんなに早く私の欠点を指摘されるとはショックだ。
しかも私も薄々感づいていた欠点で、分かっていながら改善できないジレンマがある部分でもあった。
殺すつもりだったルーキーに指摘されEE:AEB64
この後もキリンで死にまくり、このままでは寝れない!!と、会社のメンバーと別れたら「カレ」を呼んだ。
「カレ」。
Dくん、今後も関係が続きそうなので、ダッキーと仮に呼ぶが、彼とはその後も挨拶だけながらも毎日繋がっていた。
昨日も「俺は24時間いつでもOKだよ!」と言っていたので、私はカレを呼んだのだ。
HR100は超えているダッキーが、私を殺すはずがない。
私は勝利のクエでシメて、床に就きたかったのだ。
「こんばんは、カワイ子ちゃん!!」
カワイ子ちゃん・・・。
このセリフを聞くたびに罪の意識に苛まされるが、私は一言も自分が若いとも可愛いとも言ってはいない。
子持ちの40とも言ってないが、それはやはりすぐに言うべき事だったのだろうか。
今日も死にまくりで情けない、と言うと「俺たちが守ってあげるから大丈夫!」とまで言わせている。
今さら真実を言うということは、逆にダッキーに恥をかかせることになりはしないか?
いざという時には娘ぶー子を代わりに差し出すつもりだが、騙し続けるようで心が痛む。
どこがいいかと聞かれたので「ゲリョス以上キリン未満」というと、彼らがチョイスしたのはガノトトスだった。
ガノス、と言ったので最初分からなかったが、それはおととい私が一人で行って3死しだヤツであった。
不思議なもので、猟団の豪腕ボーイズはなぜかこのガノトトスに限って、連れて行ってくれなかった。
なので「これは何だ??」と行ってみたらあのでかい魚が出たわけだ。
ここでも2死。
2度目に死んでターゲットに向かう間に、メインを倒したと表示された。
なまじっか私が戻っていたら3死だっただろう。
「ぽ子ももうちょっと頑張って強くなろうな!」
おそらく20は年下だろうと推定される彼は言った。
ハイ、頑張って強くなりたいです(泣)
もう身の丈に合わないクエには出ないようする。
迷惑掛けたみなさま、ごめんなさい。