前回の記事は途中から消えてしまったので、書き直しバージョンだ。
監督:三谷幸喜
キャスト:唐沢寿明、田中邦衛、田中直樹
飯島直介夫妻は土地を買い、念願のマイホームを建てる事となった。
そこで妻・民子の後輩・柳沢に設計を、妻の父に施工を頼むのだが、柳沢も民子の父もプライドの高い頑固者であった。
「建築とは芸術だ」と柳沢、「古い伝統的な建築法以外はあり得ない」と民子の父。
彼らは事あるごとに衝突するが、ついに民子の父は「建てちまえばこっちのもの」と勝手に設計を変えてしまう。
気が弱く優柔不断な直介、頑固な民子の父、気の強い柳沢、風水マニアの直介の母などクセのあるキャラクターたちが繰り広げるドラマである。
しかし誰もが愛すべき魅力的なキャラで、見ているだけで楽しめる。
特にココリコの田中直樹の優柔不断っぷりが、ここまでくると愛らしい。
ストーリーも身近に起こりうる話であり、感情移入できる。
和室を作れだの家の中心にはしっかりした大黒柱をおけだの、若い夫婦にはどうでもいいものである。
簡単な買い物ではない。
親孝行だといって言いなりにはなりたくない民子の気持ちは良く分かる。
父親の身勝手さに腹は立つが、まぁうちの親もあんな感じだ。
身近である。
しかしちゃんとしっかり気持ち良く終わっている。
面白かった。
アタリだ。
ぽ子のオススメ度 ★★★★★
ダンナのオススメ度 ★★★★☆ 男二人のこだわりに共感