人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

ナチョ・リブレ

宣伝で見た事はあった。

興味はあったので、私のチョイスではなかったが、楽しみにしていた。

             

   監督:ジャレッド・へス

   キャスト:ジャック・ブラック、アナ・デ・ラ・レゲラ

メキシコの孤児院で食事係をしているイグナシオ。

彼自身も孤児で、その孤児院で育ってきた。

そんな彼の目に、子供達は本当に愛おしく映る。

しかし、孤児院は常に貧乏で、毎日残飯のような食事しか作ってあげる事ができない。

この子達にもっと美味しいものを食べさせてあげたい。

金が欲しい。

そこで彼が思いついたのは、教会で、つまり孤児院でも禁じられている野蛮なレスリングである。

しかし背に腹は変えられない。

彼は覆面を被って、子供達のために戦う事になる。

コメディである。

バカバカしいほどシンプルなコメディである。

しかしあまりのバカバカしさにもう笑わずにはいられない。

ドリフ級のユルい笑いだ。

しかしそれだけではなく、子供達を思う主人公イグナシオの想いが胸を打つ。

あれだけバカな笑いを誘っておきながら、ちゃんと心も暖まるようになっている。

ストーリー的にもシンプルで分かりやすく、ハートウォームで気持ちがいい。

イグナシオのいい人っぷり、相方のカッコ悪いけど愛らしいキャラ。

全てがバランスが良く、楽しめた。

ぽ子のオススメ度 ★★★★☆

ダンナのオススメ度 ★★★★☆ 子供達への想いに(泣)

ぶー子のオススメ度 ★★★★☆ 許せるバカバカしさ(笑)