「もう10時だよ・・・。」とダンナに起こされて飛び起きた。
3連休の最終日を無駄にしないように、先に起きた方が起こしに行くと言って昨日は寝たのだ。
しくった、負~け~た~~!!
急いで着替えてリビングに下りると、ダンナはのんびり地図を片手にテレビを見ていた。
何やっとんじゃい3連休の最終日の朝に、と思いつつ時計を見たらまだ8時半であった。
や~ら~れ~た~~~!!
ダンナは真面目な典型的なA型男であるが、時々こういったイタズラじみた事をするので、ぽ子はいとも簡単に引っかかってしまう。
八坂まで歩いて電車で一ツ橋に行き、国分寺まで歩いた。ローカルな話題で申し訳ない。
まぁつまり、今日は頑張って歩いたわけだ。
国分寺のカレー屋に行ったら、まだ準備中だというのでさらに他の店を見て時間をつぶすことにした。
中古CD・レコードショップである。
中古と言ってもCDなら、ぽ子的には高いのが相場である。
なので全く期待などしないで時間つぶしに入ったのだが、いやぁ、ヤバい。
レコード。
ぽ子40歳は、レコード世代である。
もちろんCDに切り替わってからはCDだが(正確にはレンタルCD→MDである)、古くてマイナーでCD化されていないものは、レコードのままデジタル化を待っている状態だ。
なので最近、ダンナがそのような事ができるようにしてくれたのだ。私などには仕掛けはわからないが。
そんな環境になったこのタイミングに、懐かしいレコードが激安オンパレードである。
ダンナ曰く、いい環境で録れれば、アナログの音質は素晴らしいらしい。
確かに私が昔録った音源も、新しいレコードからいいカセットであれば、今聴いても非常にいい音であった。
この店は「珍し屋」というだけあって、非常に非常に多彩なジャンルを取り揃えていた。
やはり古いものほど貴重な感じがするのだが、オールディーズだって激安である。
ちなみにこれだけの物を取り揃えている店である。
それなりに価値も正しく評価できるのではないかと思い、私は「マイ・ボニー」のシングルを探した。
以前、普通のリサイクルショップで300円で買ったのだ。
もしかしたらもっと価値のあるものなのかもよ、とダンナをそそのかして買ったものだ。
もしここにあるとしたら、いくらの値がついているだろう?
果たして「マイ・ボニー」はあった。
私たちが買ったものも落書きがあって情けないものだったが、これはもっとボロくてみすぼらしかった。
しかし2800円。
もう少し我が家で温めてから売って、憧れのスペイン旅行に行こうかと思う。
ここで買ったものは結局1枚だったが、かなり貴重なものじゃないかと思う。
恥ずかしいので名前は出せないが、昔私が好きだったミュージシャンのインタビューである。
レコードではなく、ソノシートだ。
あぁ、ソノシートってわかる人は同世代以上である。
つまりソノシートと言うのは、レコード以下のペナンペナンの薄い紙のようなビニールである。
良く雑誌についてきたりした、いわゆるオマケだ。
しかしそれで千円。
60年代のアメリカのアーティストなのだ。
マニアは泣いて喜ぶだろうが、ぽ子如きが千円で手に入れて、ここにある。
これももう少し温めてから売って、ファーストクラスの飛行機に乗る足しにしたい。
それから、ここならあるかもしれないと思い、80年代のディスコでかかっていたアルバムを探した。
ネットでも散々探したが、私が欲しいアルバムは国内版では存在しないヨーロッパのアーティストで、入手は非常に困難だったのだ。
ボビー・B。はやりそう甘くはない、見つからなかった。
しかしそのアーティストがボニー・Mの間違いだった事に気付いたのは、その後カレー屋に行ってからであった。
国分寺でカレー食べて帰りのバスで寝て、家に帰ったら久しぶりにDVDを観て今に至る。
帰るなり飲んだので、もう眠い。
眠いのですまんのー。