多摩地区のカレー本に載っていたのだが、先日吉祥寺に行った時にたまたま横を通り、そのお洒落な店構えとおいしそうなメニューに「次はここ!!」と決めていた。
そう、外から小さな店内が丸見えの造りなのだが、とても洒落た店である。
小さな店だが、まるで外国の家庭に招かれてそのダイニングでいただいているような錯覚に陥りそうな感じである。
迷ったが、「ビーフカリー」で。
ドライカリーが人気のようだが、ぽ子は汁っぺーのが好きなのだ。
カウンターしか空いてなくて正直アチャーと思ったが、結果的に居心地はとても良かったのでダメージはない。
店員さんが近くて緊張するのがその主な「アチャー」の元なのだが、決して余計な干渉はせず、しかし気は配ってくれるといういい距離でいてくれた。
そして背の高いスツールが、意外と座り心地が良かった事が印象的だった。
見た目にきれいでおいしそうなプレートだ。
ライスは五穀米のように色んなものが混じったものである。
見た目も美しく、健康にも良さそうな感じだ。
その上に目玉焼きが乗っている。
ゆで卵か目玉焼きか選べるようだが、実は手違いか、私達は聞かれなかった。
まぁどっちにしても目玉焼きにするつもりだったから問題はなかったが。
この目玉焼きが半熟で、どう食べるか嬉しい悩みができる。
黄身を余すところなく食べるためには、ライスの上でつぶしたくない。
ダンナはこういう時にいつもそうするように、黄身だけ残してある時一口でそれを食べだ。
私は黄身だけ残し、カレーの小皿に入れて潰して食べた。
カレーは尖ったスパイシーなソースだ。
しかし野菜だろうか、ジューシーな風味が溶け込んでいて、それを優しく中和する。
まろやかと言うよりサッパリした味わいだが、煮詰まってポッテリした不思議なソースだ。
おいしかった。
居心地も良かったし、今度はしっかりお腹をすかせて、ゆっくり食後のコーヒーなんかも飲んでみたい。
ぽ子評価です。5段階で、
味:4に近い「3」。
量:「4」。
価格:「3」。
総評:「4」。
「ビーフカリー」 930円