人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

いつでも側にいる

2年が経った。

元気と勇気を同じ日に亡くして、2年。

ほんの5日ほどの人生であった。

彼らは目も開ける事もなく、闇の中でほんの少しばかりのミルクを飲んだだけで死んでしまった。

あの時は悲しくて悔しくて、いつか立ち直れる日がくるのだろうかと思っていた。

その1ヵ月半後に、生死の境を彷徨っていたエルが退院してくるまで、本当に辛い思いをした。

周りの人は皆幸せそうで、なんで自分達ばかりがこんなに辛い思いを、と荒んでいた。

もうあの頃のように苦しくはないが、私は今でも思い出すことができる。

片手にスッポリと入ってしまうほどの子猫。

さっきまで生きていた彼らを、雨の中この手で土をかけて埋めた事。

悔しい思いは変わらないが、今は私の胸の中に居場所を見つけ、彼らは穏やかにそこに収まっている。

今は残されたエルだけが、先住のラとミと元気に走り回っている。

「もう覚悟してください」と3度も言われ、それを乗り越えたのだ。

溺愛してしまう気持ちもわかって欲しい。

元気勇気の死の試練を乗り越えられたのも、神様がこの子を残してくれたからだ。

いつか今度は、3匹いるこの子達の死と向かい合わなくてはならないが、覚悟はできてない。

でもきっといつか、私の胸に中に居場所を見つけるのだろう。

胸の中の住民は増えていく。

私は抱えきれるのだろうか。