こういう映画のジャンルは「パニックもの」とでも言うのだろうか?
ある日突然、謎の霧に包まれる町の話である。
監督:フランク・ダラボン
キャスト:トーマス・ジェーン、 ウィリアム・サドラー
突然町が霧に包まれたかと思うと、その中の何者かに引きずりこまれてしまうのだ。
買い物に出ていたデイヴィッド親子はスーパーに缶詰めになってしまうが、いつまでもここに留まる訳にはいかない状況になってきた。
外は危険な霧、またスーパーの中も恐怖が人々をパニックに落としいれ、異常な雰囲気である。
デイヴィッド親子は無事に脱出できるのだろうか??
この霧の中に潜むものの正体が分かった時、作り手の思惑とは反対に、一気に興ざめした。
ストーリーの序盤にわかってしまうのだが、「これと戦っていく話か・・・。」とかなり萎えた。
また、結局どうなったのかがわからない人がいたり、霧が発生した原因がいかにも作り話っぽかったり、ところどころ手抜きのようなほころびが目立つ。
ラストシーンも納得がいかないし、観終わったときの気持ちにはストレスがある。
しかしパニック映画の要であるドキドキ感は素晴らしいものがあった。
どうなっちゃうんだろう、頑張れ!!と手に汗握って観ていた。
また、圧倒的な恐怖の前に人間が変わっていく様も恐ろしかった。
力関係や価値観が、あっという間にひっくり返っていくのだ。
もしかしたら世の中で一番恐ろしいのは、人間かもしれない。
ぽ子のオススメ度 ★★★☆☆
ダンナのオススメ度 ★★☆☆☆ コレ系か。ガッカリ。
ぶー子のオススメ度 ★★★☆☆ クローバーフィールド系♪