人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子54歳。

今日も、こんなんだ。

結局暇だと飲むしかないのだ。

昼にカレーを食べに行ったら、もうやることがなくなった。

100円で買った中古ゲームをやっているのを見てるうちに、ビール1杯で寝てしまった。

30分ほどで目を覚ますと、飲み直しだ。

クズだ。

人間のクズである。

しかし、このままだと本当にカレーと酒で終わってしまう。

この中途半端な焦り。

私はサワーのグラス(ワンカップの空いたものだ)を持って、ピアノに向かう。

いつもは午前の早い時間に練習しているので、ボリュームは絞っている。

ピアノと言っても電子ピアノなのだ。真ん中のレのところでボコンと音がする。

しかし、いつも小さな音で練習していると、本来の標準的なボリュームがわからなくなってくる。

なので時々ボリュームを上げて弾くようにしているのだが、今日は酒のせいか、ちょっと大きすぎた。

しかし酔っているので気持ちがいい。

リビングに戻ると、受験生・娘ぶー子がゲームをやっていた。

以前に一度クリアしているゲームである。

その主人公ネロをこよなく愛するぶー子であるが、久々に彼に会えたことが嬉しいらしく、「イケメン・・・。」というつぶやきが時々聞こえてきた。

本当にイケメンが好きな子である。

男など、性格が悪くても顔とスタイルさえ良ければホイホイくっついて行ってしまうだろう。

「ほら、これ見ててね。」

「どうしたらこんなイケメンが作れるんだろう?」

「ここ、これがほらぁッ!!」

ぶー子はゲーム上の作り物のイケメンの良さを、私に一生懸命伝える。

そして相手役にあたる女性をクソミソにけなす。

神様、この子が勉強する日は来るのでしょうか。

・・・と、酒を飲みながら憂う母親ぽ子でありました。