人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

クリクリ

明日は歯医者だ。

歯医者(泣)

欠けた前歯の治療を始めたのはおととしの冬だった。

ネジを歯で開けようとして歯が負け、前歯2本がヤスリで削られたように欠けていた。

5、6年ほど前にこの欠けた部分を埋めるように付け足したのだが、やがてそれも取れてしまい、面倒で放置していた。

歯っかけなんて、意外と慣れるものだ。

当初は田舎のばあさんみたいで恥ずかしくて恥ずかしくて仕方がなかったが、人間には「順応する」という能力がある。

辛い早起きだって、当たり前のように毎日繰り返していれば苦痛にならなくなるものだ。

寝不足はそうならないのが不思議だが、少なくとも歯っかけは慣れる。

しかし、この欠けた部分が虫歯になった。

私のいい加減な歯磨きも悪いが、このように欠けるとその部分から虫歯になりやすいらしいのだ。

赤坂ラーメンが前歯にしみたので、はるか遠い西荻の歯医者のドアを再び開けたのだが、ここからが地獄の始まりであった。

虫歯を治し、かつその部分を埋めることは難しいと言い渡された。

じゃあどうする?

こんな虫歯の歯っかけなど全て削り飛ばして、新しく歯を作る。

YESもNOもない。

病院とはそういうところだ。

従うしかないのだ。その医者を信頼しているのなら。

かくして私の歯は、ウィ~ンというオーストリアの首都のような音と共に消え去った。

変わりに20万もするセラミックの歯が入った。

この治療がべらぼうに痛く、1年近くかかってしまった。

普通は、3ヶ月程で済むらしいのだが。

最後に2本虫歯を治して、やっと歯医者通いは終わったのだった。

もう歯の治療はゴメンだ。

6ヵ月後のメンテナンスも行きたくなかったが、そうはいかない事態になっていた。

痛いのだ。

もうハッキリと、どの歯のどの部分がどのように痛いと説明できるほどだ。

そしてまた歯医者通いが始まったのだが。

ハイ、ここまでは「これまでのあらすじ」でした。

つまり過去に記事にした事を改めて書き出した訳で、今日のネタ不足がうかがえますね。

「そんな話はとっくに知ってる」と思ってくれた熱心な読者には、心から感謝感謝です。

歯医者通いはまだまだ続きますので、乞うご期待!!

さて。

そんな訳で、2本の麻酔を注射して、神経を取って、まだまだ治療は続いている。

前回も痛くて手こずった「神経取った部分のお掃除」だ。

何回だってやってやる。痛いのはゴメンだ。

ところが。

どうも、

痛む。

別の歯である。

前回行った時に「気のせいかもしれませんが」と前置きしてから簡単に診てもらったが、その時は一見何ともなかったらしい。

ただ、詰め物の中まではわからない、大して痛くもないなら様子をみましょうと言われたのだったが。

様子、見た。

今、ムチャクチャ痛い。

歯を磨くときには飛び上がる程である。

今度はこの歯だ(泣)

こんなに痛いのだ。

また麻酔をして神経を取って、そこをクリクリ痛い掃除をする事になるだろう。

しかも今は、治療中の歯もクリクリ痛い掃除をしているのだ。

ダブルクリクリで痛みも倍増、こうなったら帰りのカレーもしくはラーメンは二人前食べたいものだ。

憂鬱だ・・・。