この間観た硫黄島からの手紙と、対になっている作品だ。
硫黄島が日本側の動きで、この父親たちの方がアメリカ側の動きになっている。
監督:クリント・イーストウッド
キャスト:・ライアン・フィリップ、ジェシー・ブラッドフォード
硫黄島の最後の砦・擂鉢山を制圧すると、ジョンら6人はその頂上に星条旗を揚げる。
長引く戦争に辟易していたアメリカ国民の士気を上げるために、その写真は大きくマスコミに取り上げられ、彼らは英雄と称えられた。
しかし、実際には旗を揚げた6人のうち、3人は戦死していた。
英雄とは何だ?
帰らぬ息子が、この栄えある写真に姿を残してくれたことを誇りに、母は死を受け止めようとするが、なぜか生き残った3人は、この写真について何も語りたがらない。
この写真に隠された事実は?
時が過ぎ、息子達はその事実を知ろうと動き出す・・・。
まずは、謎だらけである。
言っている言葉の意味すらわからないところから始まるのだが、ストーリーが進むにつれ、わかっていくようになっている。
「あぁ、そういう事だったのか」と分かった時の気持ちはいいが、こういった手法はぽ子にはストレスであった。
また、時間の流れもちょこちょこ変化するので、めまぐるしい。
そのうえ、息子達が誰が誰の息子なんだか分からず、とても混乱した。
ちゃんと最後には自分の中で収まりがついたが、ややこしくてなかなかストーリーに入り込めなかった。
硫黄島は、その戦いの無残さをドキュメンタリータッチで描いたのに対し、こちらは戦闘そのものには重きをおかず、「戦争とは何か」「英雄とはなにか」という漠然とした問いかけになっていて、穏やかな印象だった。
どこかで硫黄島のストーリーと交差するのかと期待したが、まったく別の話であった。
わかりにくいし、ぽ子にはイマイチ。
でも硫黄島を観るなら、どうせならセットで観るといいだろう。
同じ戦いの敵同士、別の視点で一つのものを観てみるのは、それだけでも面白いかもしれない。
ぽ子のオススメ度 ★★☆☆☆
ダンナのオススメ度 ★★★☆☆ 興味深かった。
ぶー子のオススメ度 ★★★☆☆ 二ノ宮がいなかった。イケメンがいた。セーラー服がかわいかった。迫力があった。ポチョムキンがウザかった。