人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

追悼*壱藤家@東久留米

昨日のアクセスカウンターは2039で止まり、日付が変わって間もない今も90を示し、止まる気配がない。

みんな、ラーメン家の壱藤家で検索しているのだ。

そこにたまたま私のラーメン記事が引っかかっているのだ。

店主が殺されたと知ったのは、検索ワードを解析した直後である。

私はかなりショックを受けた。

家から車で5分ほどの店で、近所でおいしいラーメン屋さんとして大変重宝していたのだ。

私が生まれ育った実家からは、歩いて5分ほどの場所だろう。

ラーメンに「家系」というジャンルが現れたのは、それほど昔の話ではない。

横浜で発祥したと思われるこのラーメンは、コッテリと重くパンチのあるラーメンで、「濃さ」、「麺の硬さ」、「脂の量」を自由にカスタマイズできるというシステムが特徴だ。

今ではずいぶんあちこちで食べられるようになったが、それでも近所ではここぐらいのもので、次に近くても車で20分は出なくてはならない。

余計な話だが、そこはぽ子の口には合わないので、その次に近くて25分か。

チェーン店っぽい感じで始めは甘く見ていたが、それがなかなかおいしい。

研究したのかは分からないが、始めの頃に気に入らなかった部分もじきに良くなり、この頃では「最高レベルの家系」とまで評価していたほどだ。(あくまでもぽ子評価。)

近所ゆえに行きすぎて飽きてしまわないように、行くのを我慢していた程だ。

それでも私達夫婦の間で、良く話題に上っていた。

「あそこはおいしいよね。近所で貴重なお店だ。」

先のことはわからない。

まさか店主が殺されるなんて思わなかったから、「まだまだ!!」と我慢していた。

こんなことなら我慢しないで行っておけば良かった。

しかし我慢をしなければ、壱藤家の評価はどうなったかわからない。

悔やむのは無駄である。

私に出来る事は、おいしいラーメンを食べさせてもらった数少ない記憶(とは言っても近所でおいしかったので、当ブログ内の記事としては多いはずだ)を、いまや幻の味となってしまったあの思い出を、こうして記事に残す事ぐらいだ。

店主のご冥福を祈ります。

当ブログ内での壱藤家@東久留米の記事。