日本ではこんな映画は作れないだろう。
不謹慎である。
日本人のモラルが許すまい。
「ワールド・トレード・センター」
監督:オリバー・ストーン
キャスト:ニコラス・ケイジ、マイケル・ペーニャ、
9.11の米テロのドキュメントだ。
もっと全体を通したストーリーかと思っていたのだが、映画では救助にあたった警官2人にスポットを当てている。
ドラマ仕立ての起承転結はない、本当にただ事実を再現しただけであるが、個人的に現実離れしたファンタジーよりもノンフィクションの類を好むので、いちいち衝撃を受けながら観た。
この映画が伝えたいのは「アメリカの強さ」である。
転んでもただでは起きない、見よ、このアメリカの正義を、と訴えかけている。
地下6メートルで瓦礫に埋まったマクローリンとヒメノ。
単身、被災地に向かう海兵隊員。
夫を待つ妻と子供。
それぞれの強さと正義がいかにもアメリカらしい。
被害者の涙の映画ではない。
「アメリカ万歳!」と拳を振り上げる映画である。
ぽ子のオススメ度 ★★★☆☆
ダンナのオススメ度 ★★★☆☆ 「『それだけ』感」
ぶー子のオススメ度 ★★★★☆ 「星3つに近い」