人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

ボンビー・ショッピン

で、またPOPEYEである。新宿。

休日出勤のダンナと待ち合わせていたのだが、私と娘ぶー子は早く出てショッピングをする事にした。

10時出発予定が、11時半出発である。ある意味予定通り。

ペペとルミネエストをひと通り見て回ったが、普段は近所の激安洋品店(ブティックとは言い難い)で服を買うのだ。

ここでは高くて買う気になれない。

1枚千円のTシャツの時ばかり「買ってあげようか?」と恩着せがましくぶー子に言ったが、結局買ったのはそれだけである。

しかし、ダンナの財布から勝手に買ってしまった物もあった。

サブナードにかわいいペット用品の店があるのだが、ここを通るとついいつも見てしまう。

犬用の服がたくさん置いてあるのだが、この際「犬」は関係ない。

私たちはひとつひとつ取り上げては、頭の中でエルに着せる。

「これっ、かわいいっ!!」

浴衣である。

ダンナはエルに骨抜きなのだ。

反対される理由が見つからない。

よって、勝手に購入。

しかし、買えない服ばかり見ていたら、すっかり飽きてしまった。

ダッキー・ダックで一休みだ。

この店は以前、池袋で入った事があったが、シフォンケーキがすごくおいしかった。

だからと言って、それを食べる訳ではない。

持ち帰りだ。2個。

3人なのに、2個。

ぽ子のケチ具合が光る。

そして、そこではケーキセットをひとつ注文。

2人なのに、ひとつ。

ぶー子はケーキを食べたい、私は紅茶が飲みたい。

ケーキ+紅茶=ケーキセット1。

な訳だ。

「食べる?」

ぶー子が半分ほど残してこっちに皿を寄せた。

「じゃあ、飲む?」

代わりに紅茶のカップを向こうに押し出す。物々交換だ。

「・・・・・・・。」

何だか惨めだ。

でも私はケーキを1個も食べたくなかったのだ。

ぶー子は飲みたいものがなかったのだ。

ケーキ1+紅茶1=ケーキセット1。

ダンナと合流したが、腹が減ってないと。

ショッピングはもう充分だし、そうなるともうここしかないのだ、POPOEYE。

前回と同じ部屋だった。

ダンナは寝ている。

そして寝不足の私。

1時間ぐらいで起こしてくれと言われているが、果たして1時間で済むのか。

夜はこれからである。