全て、娘ぶー子が出掛けてからだ。
掃除も洗濯もゲームもピアノも。
早く行かないかなぁ～、ボケー。
眠くなっちゃうなぁ～、ほげ～。
結局彼女が出掛けたのは、９時４５分である。
テスト中で遅かったのだ。
何時間のロスだ、ガックシ。
ピアノとギターの練習をしたら、１０時半近くになってしまった。
本日もゲームができず。
その代わりと言っちゃ何だが、ピアノギターの時間が延長していた。
家事はどうすんだ。
もう後がないので、仕方なくアイロンがけをした。
ダンナのＹシャツ３枚、ぶー子の制服のシャツ４枚。あ。
４は縁起が悪い、ぶー子のシャツ１枚追加。時間、ないんだけど～。
あと１０分で１１時。晩ご飯の下ごしらえの時間だ。
１０分か。
アイロンがけはつまらなかったから、庭に出てリフレッシュだ。
とは言っても、庭に心癒す花が咲き乱れている訳ではない。
むしろその逆で、雑草を何とかしたかったのだ。
ついこの間、取りやすいのは抜いたはずだが、もう次の代が侵攻してきている。
・・・と、確か前回も同じ事を書いた気がするが、つまり奴ら、油断ならないのだ。
ある一線を越えたら、もう私は放置してしまうだろう。完全降伏だ。
しかしまだ戦える。
ぶおぉ～～、ぶおぉ～～。角笛が鳴った。時代、古過ぎ。
今回のターゲットは、芝の面積より広くなったんじゃないかと思えるほど増えた、三つ葉の雑草である。
カタバミ及びアカカタバミ。今、調べた。
とにかくどえらい早さで、その陣地を広げている。
抜こうにも、芝に絡まるように横に這っているので、なかなかきれいに抜けないのだ。
なので後回しにしていたが、何やら黄色い花を咲かせ、バカにしているらしい。
「ぽ子んちの庭、ほったらかしだよ～～、あぱらぱら～～♪（あぱらぱらについては、以前ネタにしたので、良かったらブログ内検索してください）」
黙れッ、お前も荒らしもクソミソにしてやる！！
しかし１０分だ。
クソミソどころか、見た目、全く変わっていない。
とは言ってもぽ子元帥、ただ１０分ボケッとカタバミを引きちぎっていた訳ではない。
先程書いたように、これはとても抜きづらい草なのだが、それでもクセというか、抜きやすい方法があるのではないか。
ここでただアホみたいにブチブチ引っこ抜いていたら、敵の弱点は見えてこない。
何かあるはずだ、こうしてみたらどうか？
私は色々試しつつ、カタバミに挑んでいく。
ふ、他愛無い。
根を殺れ、根を。
そうなのだ、茎を引っ張っては、ちぎれるだけだ。
丁寧に根をたどって引っ張れば、面白いようにズルズルッと抜ける。
ほんの１０分だったが、私は確かな手応えを感じた。
明日は見てな。今夜はうまいもんでも食っとけ。
アカカタバミ編である。
緑のは赤の後だ。ちょっと応用きかせれば、これもあっけなくいけるんでないか？
意外と庭いじり、好きらしい。
他の家事から逃げてるだけかもしれないが。
