娘ぶー子が潮干狩りに一緒に来る、と言うのを聞くとダンナは、「じゃあついでにディズニーランド、行くか。」と簡単に言った。
確かにこのところ、潮干狩りの帰りにディズニーランドに寄っていたが、ぶー子、中間テスト前である。
高校3年1学期、大事なテストだが。
しかしたまたま翌日の学校が休みだと言うので、行くことにしてしまった。
スプラッシュマウンテン、110分、プーさんのハニーハント、110分、バズライトイヤーのアストロブラスター、110分。
人気のアトラクションは、軒並み2時間近い待ち時間だ。
しかし明日は平日なのだ。
きっと早い時間から帰る人が多いだろう。
少ない待ち時間のものから乗ってしまえ。
「ピノキオの冒険旅行」、15分待ちなり。
子供向けのアトラクションだが、ここはディズニーランド、ちゃんとそれなりに楽しめるように出来ているのだ。
木でできた硬い乗り物に座った途端、腰のあたりに痛みが走った。
酔って転んで痛めた場所が、まだこんなところにあったのか。
小さな木の乗り物に乗って、ピノキオの世界を進んでいくアトラクションだ。
子供向けだが、実は私はこれが怖い。
前後の乗り物の人が見えず、完全に孤立した状態で架空の世界を進むのだ。
途中でクジラが出てきたりして大変怖い。
今回も耳をふさいで目を閉じて終わってしまった。
いい加減こんなもの、乗れるようになりたいものだ。
次に向かったのはカヌー探検だ。
毎度毎度毎度、日没で終わっていて、もう今度こそはと向かったのだが、なんと60分待ち。
カヌー如きに60分。
これは後回し。
いつでも空いているスターツアーズでちょっと酔い、ミクロアドベンチャーのねずみにビビッて足を上げて鑑賞。
トゥーンタウンの小さいコースターは20分待ちと言うので並んだが、それだけ待って、乗っている時間は数十秒であった。
パレードには目もくれず、ダンナとぶー子はホーンテッドマンションへ。
ビビりぽ子はDSで遊んで待つ。
パレードがうるさくて音が聞こえん!!
我が家でのパレードの地位はとても低いのであった。
本命のビッグサンダーマウンテンもスペースマウンテンも乗ったし、最後にぶー子の希望のピーターパン空の旅に向かったのだが、タイムアップ。
良かった、実はこれも怖かったのだ。
諦めずに出口に向かいがてら、プーさんのハニーハントの前を通ってみたら、20分待ちでまだやっていた。
おお、奇跡だ!!と列に並ぶことにした。
実は、うちのダンナ、このハニーハントが大好きなのだ(笑)
「もう俺、怖いかもしれない・・・。」とスペースマウンテンを後した次だ。
「アハハ、バカだな~~♪」
「あ、あんなところにいた!!」
ダンナはすっかりプーさんに癒されて、家路に向かうことができたのだった。
結局カヌーはまた忘れたが。
いや~、遊んだ。
ごめんなさいと言うぐらい、遊んだ。
しかし、帰り道に「この幸せはいつまで続くんだろう?」と思うと何だかとっても悲しい気持ちになってしまった。
いつかこの日を懐かしく思い出す日が来るだろう。
「あたりまえ」が幸せなのだ。
ここに家族の笑顔がある事に、心から感謝したい。