人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

ディズニーランドの巻

娘ぶー子が潮干狩りに一緒に来る、と言うのを聞くとダンナは、「じゃあついでにディズニーランド、行くか。」と簡単に言った。

確かにこのところ、潮干狩りの帰りにディズニーランドに寄っていたが、ぶー子、中間テスト前である。

高校3年1学期、大事なテストだが。

しかしたまたま翌日の学校が休みだと言うので、行くことにしてしまった。

スプラッシュマウンテン、110分、プーさんのハニーハント、110分、バズライトイヤーのアストロブラスター、110分。

人気のアトラクションは、軒並み2時間近い待ち時間だ。

しかし明日は平日なのだ。

きっと早い時間から帰る人が多いだろう。

少ない待ち時間のものから乗ってしまえ。

「ピノキオの冒険旅行」、15分待ちなり。

子供向けのアトラクションだが、ここはディズニーランド、ちゃんとそれなりに楽しめるように出来ているのだ。

木でできた硬い乗り物に座った途端、腰のあたりに痛みが走った。

酔って転んで痛めた場所が、まだこんなところにあったのか。

小さな木の乗り物に乗って、ピノキオの世界を進んでいくアトラクションだ。

子供向けだが、実は私はこれが怖い。

前後の乗り物の人が見えず、完全に孤立した状態で架空の世界を進むのだ。

途中でクジラが出てきたりして大変怖い。

今回も耳をふさいで目を閉じて終わってしまった。

いい加減こんなもの、乗れるようになりたいものだ。

次に向かったのはカヌー探検だ。

毎度毎度毎度、日没で終わっていて、もう今度こそはと向かったのだが、なんと60分待ち。

カヌー如きに60分。

これは後回し。

いつでも空いているスターツアーズでちょっと酔い、ミクロアドベンチャーのねずみにビビッて足を上げて鑑賞。

トゥーンタウンの小さいコースターは20分待ちと言うので並んだが、それだけ待って、乗っている時間は数十秒であった。

パレードには目もくれず、ダンナとぶー子はホーンテッドマンションへ。

ビビりぽ子はDSで遊んで待つ。

パレードがうるさくて音が聞こえん!!

我が家でのパレードの地位はとても低いのであった。

本命のビッグサンダーマウンテンもスペースマウンテンも乗ったし、最後にぶー子の希望のピーターパン空の旅に向かったのだが、タイムアップ。

良かった、実はこれも怖かったのだ。

諦めずに出口に向かいがてら、プーさんのハニーハントの前を通ってみたら、20分待ちでまだやっていた。

おお、奇跡だ!!と列に並ぶことにした。

実は、うちのダンナ、このハニーハントが大好きなのだ(笑)

「もう俺、怖いかもしれない・・・。」とスペースマウンテンを後した次だ。

「アハハ、バカだな~~♪」

「あ、あんなところにいた!!」

ダンナはすっかりプーさんに癒されて、家路に向かうことができたのだった。

結局カヌーはまた忘れたが。

いや~、遊んだ。

ごめんなさいと言うぐらい、遊んだ。

しかし、帰り道に「この幸せはいつまで続くんだろう?」と思うと何だかとっても悲しい気持ちになってしまった。

いつかこの日を懐かしく思い出す日が来るだろう。

「あたりまえ」が幸せなのだ。

ここに家族の笑顔がある事に、心から感謝したい。