人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

借金返済

時間なんか、ちょっと足りないぐらいがいいのかもしれない。

余裕があるとのんびりしちゃって、どうもいけない。

今夜もダンナは遅い。

まぁ、仕事で遅い事はしょっちゅうあるが、飲んでくるのだ。

会社の同僚が移動になるらしく、前回は部署での送別会、今回は仲間うちので送別会と言うことだ。

つまり、晩ご飯の支度はしなくて良し、やほ~~!

好きなもの食べて良し、やほ~~!

いつ飲んでも良し、やほ~!・・・の3やほ~!である。

なので、午前中はノンビリ過ごしたし、午後の仕事から帰ったら思う存分ゲームをやろうと思っていたのだ。

しかし午前中にノンビリ過ごす理由がわからないな。

できればせっかくだから、面倒な事は何もしたくなかったが、時間があるならいい加減やらなきゃならない事があった。

私はダンナに借金をしているのだ。

まぁそんな大げさなものではないが、放置していたら膨らんできて、大げさになりつつある。

ダンナは近所の大型スーパーのカードを作ったのだが、そのためにそこで買い物するたびにダンナの口座から引き落とされる事になる。

我が家の家計は、食費を私が出している。

だから本来ならその都度ダンナの財布にその分を返さなくてはならないのだが、面倒で後回しにしたり、細かいのがなかったりして、レシートだけが溜まっていった。

この間、意を決して計算したら、1万3千いくらだったが、その時も1万円札しかなくて返せなかった。

くずれるのを待っているうちに、またレシートが追加された。

もう本格的にめんどくさい。

考えたくない。

そう思い逃げているうちに、またレシートが増えてきた。

わかったよ、わかったよ・・・、そんな心境である。

これ以上かさむと、返したくなくなるような額になってしまう。

いや、実際もう返したくない額なのだ。だからつい逃げてしまうのだ。

合計は17713円だった。

しかしこれはレシートの合計だが、これでは絶対に足りないはずだ。

どこかへ行ってしまったレシートが2、3枚あるのだ。

しかし、1万7千円なんて言ったら、せっかく3万下ろしてきたのに、半分になってしまう。

つーかそもそも私の手元にあってはいけない金だが、ぐ~・・・。

ダンナに泣きついて1万5千円にまけてもらおう。

気がついたらソファで寝ていた。

全く、おもしろいぐらいにこのパターンだと寝るな。

せっかく時間があるのだ。

有意義に過ごさなくては。

晩ご飯は、昨日のすき焼きの残りに野菜をドッサリ買い足した。

すき焼きなら準備も簡単だし、娘ぶー子はダイエットを始めたようだから、野菜があればいいだろう。

ところが、

「今日、何食べに行く? 笑顔+ハートの絵文字」

2階にいるぶー子からのメールだ。この距離で・・・。

「すき焼きの続きは?」

ガッカリするだろうと思ったが、これで済めばお金も手間もかからないのだ。

「すきやきんぐか ヒヨコ+リボンの絵文字」

いいのか悪いのか、微妙な返事である。すきやきんぐ。

「嬉しいか?」

嬉しいわきゃないだろうが、一応。

「まあまあだ:)」この顔文字は何だ?

「ぷ。何かリクエストあるのか?」

だんだん外飯が良くなってきたぞ。

結局、夢庵だ。

ちょっと高めだったけど、結構おいしかった。

そう、金さえかければうまいもの、いいものが手に入るのだよ。

そろそろチープな生活から脱したい年頃になってきたぽ子である。

「今、西武新宿を出るところ」

夢庵から帰ると、ダンナからメールが来ていた。

ええっ、もうこっち向かってるの!?

私はブログの更新中だし、ゲームはぶー子が占領している。

「龍が如く」でケンカとキャバクラとパチスロに明け暮れていたが、上司アンガから念願の「デビルメイクライ4」を借りたのだ。

ところがインストールにどえらい時間がかかっている。

私はゲームにありつけるのだろうか??