月曜だというのに、掃除してしまった。
休みの間、良く寝たからか、比較的元気だったのだ。
まぁあちこち汚い所だらけで気になる所ばかりだが、いつまでも後回しにしていてはキリがないのだ。
いつも寝て過ごしていることを考えれば、予定外の掃除をしてもいいだろう。
まず私が向かったのは寝室だ。
今や私ひとりで占領しているが、それ故に自分のためだけの掃除だと思うと後回しになっていた。
汚いの、平気だもん。
実家の私の部屋は「ブタ小屋」「ゴミため」と親がよく呼んでいた。
しかし、もうあんまりである。
問題は肩ほどの高さのタンスの上なのだが、ここがもう物で一杯なのだ。
汚いからと言うより、もう物が乗らないから困っていると言った方がいい。
綺麗だった時代もあった。
ブルーとブラックの編み込まれたクロスを敷き、アロマのスペースを作った。
ブックエンドを買い、寝る前に読む雑誌や小説、写真集を数冊置いた。
世界の絶景や動物の写真集、都内のおいしいお店の載っている雑誌、小説はノンフィクションが多い。
その横に、課長の奥様が作ってくれた真っ赤のバラのアレンジメント。
この部屋で私はベッドに横になり、アロマの香りの中で、眠くなるまで本を開いていようと思っていたのだ。
いや、1回はやったのだ。
しかし実際には、アロマの火が消えきったのかどうかが心配で、なかなか寝付けなくなってしまった。
水が必要だなぁと思っているうちに、脱いだ洋服が積まれ、洗ってたたんだ洋服が積まれ、新たに読みたい雑誌が積まれ、丸めたシーツ(未使用)が積まれ、
今ではバラのアレンジメントはそれらもろもろの後ろに隠れてしまい、水以前にアロマは危険で使用不可能となっている。
まずはここを片付けた。
まぁ行き先は決まったものばかりだったから、大変な事ではない。
次にはやかんを磨いた。
真っ黒である。
恐ろしいほど汚いが、毎日少しず~つ、少しず~つ、汚れたのである。気がつかなかった。
お前、こんなに汚かったんだ。
これは前に買った「五徳のたわし」という、たわしじゃなくてスポンジだろ?なアイテムで磨いた。
やかんなのに、五徳並みの汚れなのだ。
見違える程きれいになったが、世間一般のものに比べると、捨て時のやかんである。
五徳たわしでゴシゴシこすったせいか、綺麗になった部分もキズだらけである。
しかし、やかんとしての機能はまだ十分に果たせる。
年寄りをサッサと切り捨てるのは、どうかと思うぞ。
やかんを皿のとなりに干すと、次はトイレだ。
トイレのタンクの手を洗う部分の水あかが、どうしても落ちなくて困っていた。
これもまたYAHOO!の知恵袋に問い、さまざまなアイデアを教えてもらったが、どれもあまり効果がなかった。
ところがこの間の休みに渋谷で、「水あか落とし」を買ってきたのだ。
渋谷で水あか落としだ。
主婦の悲しい性である。
自分の小遣いをたくさん持って行ったくせに、こういう物はダンナの財布から出すあたりも主婦の性である。
100均の「最後の手段」とか何とかいうような水あか落としも結構落ちたが、あと1歩なのだ。
今回は800円だ。ダンナの金で。
高級品の威力を見せてくれ。
高級品の威力を見た。
やかんやタンスの上もそうだが、写メ撮って比べれば良かった。
以前は良く家の中の恥を写メって、このブログにアップしていたが、だんだん知り合いにも見てもらうようになってきたのでちょっと恥ずかしくなってきたのだ。
次回はちゃんとアップします。
どうせすぐ元に戻るからね。
ところで渋谷では、風呂の水あか取りも買ってきた。
洗面器やイスの汚れが洗剤なしでも落ちますよ、というのだが、良く見ると「五徳のたわし」と色、形が違うだけじゃないのか?
目の粗いスポンジである。
確かに結構落ちたが、洗剤を使わないので滑りが悪く、どえらい力が必要であった。
これなら洗剤を持って来る労力の方が、はるかにマシだ。
五徳に格下げか。
大晦日が近づいてきた。
できれば今年も大掃除をしたくないので、少しずつ手をつけていこうかなとちょっと思っているが、
もしかして誰かがやってくれるんじゃないかという、はかない希望も持っているぽ子であった。