予定通りピザを食べたのだ。
夜の11時にLサイズのピザとチョリソーとチキンとポテトとフリッターと一緒に。
酒も飲んだがお腹が苦しくなってあまり入らなかった。せっかく金曜午前の家事は捨てたぞと張り切っていたのに惜しい事だ。
布団に入る頃には痛くなってきた。食い過ぎだ。何やってんだか。
しかし今夜は焼き肉、マックのクーポンを見つけてしまい明日はビッグマックと決めた。
更に言うとその後酒の飲み放題、シメはラーメンの予定だ。大丈夫なのか??
朝起きてリビングに下りるためにスリッパを履こうと思ったのだが、新しく買ったそのスリッパを見てムチャクチャ気が重くなった。
ダイエットスリッパと言うかかとの部分がスッパリないもので、常に爪先立ちで歩くようにできている。
特に、私が買ったものは土踏まずのあたりが盛り上がってかかとが立ちやすいようになっている。
この盛り上がった部分が土踏まずに当たるので、きちんとかかとを上げなくては痛いのだ。
目覚めてすぐだ。
土踏まずが痛むのも気合入れてかかと上げるのもイヤだ。しかしスリッパはこれしかない。
観念して痛いほうをとった。こんなんだから痩せないのだろう。
しかしダンナの朝ご飯を出すと、今度は猛烈にハラが痛くなってきた。
う~、いよいよ昨日のピザのお出ましか。
結構痛むのでソファでお腹を抱えていたが、そのまま寝てしまった。何やってんだか。
ところが9時という信じられない時間に家のインターホンを鳴らす不届き者が。宅配便である。
FUCK、ぶっ殺す!!と心の中で悪態はついても、9時にまだ寝ていると思われたくないがために急いで出てしまう小心者ぽ子であった。
起きたら腹痛は治っていた。いやー、今夜の焼き肉のスペース確保に、出るなら出したかったんだけどね。おかげでまだまだパンパンである。
でもせっかくハライタ治ったんだからゲームやっとこう。
どうせ捨て日だったのだ。
戦闘機だぞ~、ピュ~~ン!!
腹痛治ってよかった。お腹壊れたパイロットなんてあるもんか。
後は芝刈り、皿洗い、以上。
昼になるとまたまたインターホンが鳴った。モニターを覗くと・・・斜め向かいのご近所さんだ。
FUCK!!でもちゃんと出るんだけどね・・・。
この方は別に普通にいい人なのだが、こうしてうちに来る目的はいつも選挙がらみなのだ。
この歳になって政治に全く興味がないと言うのも恥ずかしい話だが、本当に全く興味がないのだ。だからハッキリいってムチャクチャ迷惑なのだ。
そして例によってお調子者の私はいかにも興味があるような相槌を打ってしまうので話が長くなり、自分の首を絞めるのだった。
しかし小心者の自分にインターホンをスルーする勇気はない。
「これね、ぜひ読んでもらいたくて。」
大きな冊子である。ぜひ読みたくない。
見ると表紙にデカく「SOKA」と書いてあった。
そか。そーか。そうか。
創価学会か!!
「で、これ、日中国交正常化の・・・。」スンマセン、後は意味が全然わからなかったので再現できないのだが、とにかくその話のDVDである。
冊子は「どーもどーも。」とでも言って古紙再生に協力すればいいが、DVDとなると見ないで返す勇気がない。
勘弁してくれよ、あんたは私がツェッペリンの「狂熱のライブ」を「ご主人と一緒に見て下さい♪」と言ったら見るのかよ!?
しかし家族には見せないような特別な笑顔で受け取ってしまった。
あぁ・・・、この調子で創価学会の一員になってしまうのだろうか。
ちなみにDVDは見るつもりである。一応冊子にも目を通す。
かなり怒りを感じているが、それ以上に人の怒りを買いたくないので仕方がないのだ。
午後の仕事に出る時には、まだ娘ぶー子は寝ていた。
修学旅行の疲れか、爆睡している。
私は起こさずに、テーブルの上に昼ご飯のメニューのメモを置いて出た。
別にいちいち書かなくても勝手に探して食べるだろうが、ガーリックチキンだけは残しておいて欲しかったのだ。それがメインである。
3時の休憩で暇だったから「お~い、起きたかぁ??」とメールを送ったが、返事を待つ時間がなかった。
仕事が終ってから携帯を開くと「起きた起きた♪すげーな」と言う返事が来ていた。
何が凄いんだ??
家に帰ってみると、すげーのはお前だ。
パジャマのまま子供向けのアニメを見ながら、ソファにふんぞり返って携帯をいじっていた。目の前のテーブルには空いた皿が出しっぱなしだ。あぁ・・・、ガーリックチキンが・・・。
「結構おもしろいよ。」とぶー子はテレビの「きらりん☆レボリューション」を指す。
ガックリである。
かく言う私もぶー子がいなくなるとそのソファで寝てしまった。
時々エルがギーギー鳴いたが、放っておいた。
そのうちガタン!!と何かが落ちる音がした。その音が携帯が落下する音にソックリだったので飛び起きたが、ペットボトルのお茶であった。
くそ、起きてたまるか。再びソファで、今度は終電で酔って眠りこけているオヤジのような格好で目を閉じた。
次はカシーカシーという床を掻く音だ。
そうアレだ。
私はさっきより早く飛び起きてエルのいそうな場所にすっ飛んでいった。
風呂場のドアの前に黄色い水溜りができていた。
私は時々、もしかしたらエルは昔危篤状態になった時に、脳に障害が残ったんじゃないかと思うことがある。記憶の部分とかに・・・。
・・・つー程、覚えないのだ、トイレ(泣)
もうお手上げである。