人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

不完全燃焼

かわいいログキャビンだったところまでは盛り上がってたんだけどねぇ。

着いてからエルは鳴きっぱなし。

まぁ人間の勝手で連れてきちゃった訳だからね・・・。これはもう何とかして落ち着いてリラックスして欲しいですよ。

だもんで、「姫」状態(笑)

エル様のお世話係で1人取られる事になってしまった。

やっと静かになったと思ったら、準備段階ですでにかなり消耗していた大人ふたりは寝ていた。

お風呂が入れるようになる4時に娘ぶー子が起こしてくれるというので安心して寝ていたが、私が目を覚ました時にはエルも含めてみんな眠りこけていた。

「お父さん疲れてるでしょ、大丈夫よ、私が4時に起こすから寝た方がいいよ。」

その時は嘘ではなかったのだろうが、4時過ぎには嘘になっていた。

そういう意味ではぶー子は結構嘘つきである。信じた私が悪かった。

4時半から交代で風呂に入ってからバーベキューの準備だ。すっかり出遅れた。

私は青空の下でコロナビールを飲みたかったのだ。

そのためにライムなどという果物を初めて買ったのに、乾杯の頃にはとっぷりと日が暮れてしまっていた。

写真に納めるアングルまで決めていたのに・・・。

おまけに初めて買ったライムは家に忘れてきた。

暗がりに浮かび上がるビールの小瓶、そしてレモン汁の瓶の垢抜けないことよ。

それでも諦めきれず写真は撮ったのだが。

夏にできなかった花火をたくさん持って来たのだが、私の計画だとこれはかなり酔ってから気持ちよくやるはずであった。

「酔い」というものは感性を極端に研ぎ澄ます効果がある。故にぽ子は酔っ払うと泣いたり笑ったり忙しくなるのだが、この花火も酔って観ると美しさもまたひとしおで、500円の詰め合わせ花火でも感動し、盛り上がる事ができる。

ところがスタートが遅かったため、花火の時間になっても酔いが回っていない。

私は今回のキャンプをとても楽しみにしていたので、ああしたいこうしたいと色々自分の中で計画を立てていたのだが、酒に関しては、

1:会社の人が絶賛していた発泡酒、「凄味」で乾杯し、

2:青空の下でライムを入れたコロナビールを飲み、

3:フルーティなサワー缶を数本飲み、

4:ジントニックを飲み、

5:白ワインを1本空け、

6:バーベキューの終わった炭火に鍋を置き、そこで熱燗をつける。

そんな予定でいたのだ。

花火は5と6の間あたりが望ましかったのだが、その時はまだサワー缶の段階であった。

これでは酔いが間に合わない、と3の「数本」と4のジントニックを飛ばしてワインをあおった。

結局それでも間に合わず、500円の花火以上になれない安花火に淡々と火をつけていくことになった。

ちなみに6の日本酒は結局燗するのが面倒になり、冷やでワインの入っていたコップに入れて飲んだ。

焼き物もかなり残ってしまった。

まぁ毎度買い過ぎるのだが、それでもダラダラ時間をかけて飲んでればそこそこ消費するものである。

何度も書くが、スタートが遅かったからそれができなかったのである。

最後に焼きソバを焼いて部屋に入ったが、この日のために新しい(正確にいうと新しい中古だが)DSのソフトを買ったりしてジャンジャカ遊ぶと張り切っていたダンナが、あっけなくDSの段階で寝てしまった。

ところでそのDSのソフトを選ぶ時に、私は算数的なものがものすごく苦手だからそういう類を避けてくれ、と言ってあった。

で、ダンナの買ってきたソフトは「脳を鍛える大人のDSトレーニング」であった。

やってみてわかったのだが、3人で対戦できるモードはひたすら暗算である。酔ってやるものではない。酔わなくてもできないものを。

数回やって、ひとりずつ遊ぶことにした。ここでダンナが果てるのである。

残った私とぶー子はしばらく起きていたのだが、どうやって寝る運びになったのかは記憶にない。

起きたらもう9時であった。

結局作る予定だったけんちんうどんはナシとなったから、前日に無理して準備しなくて良かった結果である。

家に着いて荷物を片付けまずやったことはビールの買い出し、そして残った食材で焼肉パーティである。

あんなに眠かったのに酒で目が冴えている。

カップラーメン食べたいけど、もう止めた方が良さげかねぇ。