人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

リード

時間があると、眠くなる。

やる気があると時間がない。

昨日は久しぶりにラと一緒に寝たのだ。

たまには一緒に寝てやろうと思ってはいるのだが、朝方鳴かれるかと思うと気が進まなかったのだ。

昨日寝室に向かう時に、ラがついてきたからたまにはいいかと思ったのだが。

・・・寝た気がしない。

久しぶりに一緒に寝れて嬉しいのか、ゴロゴロゴロゴロ言って布団に入ったり出たりを繰り返していた。

エルの倍はある体だ。

ゴロゴロ言うのも数倍でかいし、布団の出入りも数倍大掛かりだ。

寝入りばなだけでなく朝方もこんな感じだった。

こんなんで起きてられるかっ。

とにかく朝ご飯と弁当だけ出して布団に戻った。

とは言っても、7時過ぎに娘ぶー子が起き、自分は9時半に待ち合わせだ。

細切れの上、いくらも時間がない。

寝不足、嫌いなんですけど(泣)

ママンの腕に帰りたい。

8時半に起きた。早かったか。

チンタラ支度を始めると「もうすぐ着きます」と待ち合わせの相手からメール。

なに?早すぎるっ。

「大丈夫です、ゲームやって待ってますから。」

あたりめーだ、勝手にこんなに早く来やがって。

・・・待ち合わせは9時だった事を思い出した。

ひえ~、問診票書かなきゃ!!

「ある日の食事」・・・何気取ってんだっつの、いつのご飯を書けばいい?!

「朝:なし 昼:カップラーメン 夜:チキンソテー、チンゲン菜のひき肉あんかけ、マカロニサラダ、粉ふきいも」

だから、私は1日1食分しかまともに作る気力がないのだ。

ちなみに私は野菜全般興味はないが、なぜか今このチンゲン菜が熱い。

このシャキシャキした食感にすっかりやられてしまった。

娘ぶー子は「チンゲ」と言って忌み嫌っていたが、このせいで最近立て続けにチンゲを食わされている。

チンゲ、最高!!

健診は大した事はやらなかった。

まともなのは胸のレントゲンと尿検査ぐらいで、あとは視力、聴力、血圧、体重、身長を測っただけだ。

医者の診察もあったが、非常に形式的であった。

先日テレビで「アイ・ロボット」をやったが、あれの方がまだ人間的である。

胸のあたりを聴診器で押したくせに、クソ。(注:それが普通である。)

1時間ほどで終ったが、帰りにモスに寄ってハンバーガーとナゲットを買って帰った。

いつもなら昼まで食べないくせに、健診が間に挟まっただけで「昨日の夜から何にも食べてないのよね。」という気持ちになる。いつもそうだろが。

家に着いたら庭に回った。

元気と勇気のお墓に花を買って来たのだ。

新しい花に入れ替えると、窓を叩いてみる。

猫~、猫~!!こんなところからぽ子さんだよ~!!

ビックリしてみんなすっ飛んでくるんじゃないかと思っていたが、誰も来やしなかった。

隙間から中を覗くと、ラとミがソファに寝たままこちらを見ている。

気付いてるのに来ないのか。

みんな驚いてくれると思ったのに。

サプライズを喜んでもらえなかった日曜日のお父さん状態。

「エルはどうしたんだ、エルはっ!!」

しかし、まだ無邪気な末の娘に期待を託すお父さん。

しかし家に入ってもエルの姿は見えない。おかしい。

絶対に出迎えはするのだ。ちょっと自慢。

出迎えをしないという事は、何かが起こっているという事だ。

「エルー!!エルー!!」と大声を張り上げて部屋中を探し回った。

どこかで倒れてたらどうしよう(泣)

しかし、風呂場に行くドアを開けたらドバッと出てきた。

閉じ込めてしまったらしい。

いや~、ちっこいからわかんないんだよ(笑)

3日に1度はやっている。

ナゲットをエルと分けながら食べた。

ハンバーガーも食べてしまった。

ご心配なく、ちゃんと眠くなりました。

数十分しかなかったけど、爆睡した。

仕事に行く。

悪夢のような飲み会は先週の金曜日だったから、あれからもう1週間になる。

「だから、だれか正気な人をひとりね、・・・。」

私以外のパートさん達の方からそう聞こえた。目が合った。爆笑している。

何?(泣)また私??

「次回の飲み会の対策を立ててるのよ(笑)」

悪夢のような飲み会は先週の金曜日だったから、あれからもう1週間になる。

まだ終ってくれていない。

男衆の方もまだ引っぱってるようで、「原始的ですが確実な方法を思いつきました。」と言ってきた。

嬉しいようで悲しいが、みんなで私が無事に帰れる方法を考えてくれているのだ。

「リード、つけます(笑)」

つまり家から目的地までヒモで繋がっていれば、帰りはそれを辿って帰ればいいと言う事らしい。

しかしそう言っておきながら、「それでも帰れないケース」を次々思いついては笑っていた。

まぁ笑ってくれているだけまだ救いがある。

アンガにも言われたが「もうぽ子さんとは飲みに行かない!!じゃなくて良かったじゃないですか。」。

確かにそうだ。

ただ、本当に次回誘われるのかどうかは、誘われない限り知る由もない。