人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

草むしりアゲイン

昨日は焼き肉の残りを晩ご飯にしたから、つい飲みすぎてしまった。

禁煙は守ったが、飲み過ぎで今日は辛かった。

それなのに、ダンナはいつもより早く起き出した。

下の部屋の雨戸を開ける音が聞こえる。

いつも猫がご飯を食べている隙に開けるから、猫のご飯もやってくれたという事だ。

早起きめ、ぽ子は眠い(泣)

ダンナが早く起きた訳がわかった。

「今朝はエルに起こされてね・・・。」それがエルじゃなくてラかミだったら起きなかっただろうよ。

「目覚ましが鳴ったら、手や足にスリスリしてきてね。」

う~ん、ちょっと妬ましい。でも私だったら起きない。もっとスリスリして欲しいもん。そしてきっとそのまま又寝てしまうのだろう。

今夜の晩ご飯のことを忘れていた。

メニューも決めてないし、買い出しもしてなかった。

よって、晩ご飯のしたく、ナシ。1時間浮いた。じゃ、おやすみ。

9時までソファで寝た。途中ダスキンの回収に起こされたのが惜しい。また「眠い」ところからやり直しだ。

9時に起きたらゲームだ。

突然敵が強くなりやがって、地味にレベル上げ作業だ。エイエイッ。

さてと。現実に向き合う時が来たか。9時30分。

10日ぶりにスケジュール帳を開く。

前回は「ゆーびん局、せんたく、さらーらい、たたみ、

そーじき、ゲーム、ごみ(生とか)、ふろ洗い、玄関ゲロ、

うんこ猫缶のせい、くそソーセージ、つめ」となっていた。訳わからない。相変わらず漢字が少ない。

今日の分は連休の影響で、まだまだやることがたくさんある。

無理は承知で、忘れるといけないから片っ端から書き出した。

その中の「ざっそう」。つまり草むしりのことだ。

一応ちょっと言いたいのだが、漢字で書くことはできるのだ。

ただ、漢字だと画数が多くてめんどくさいだけなのだ。

めんどくさいだって、本当は「面倒臭い」だと知っている。

でも言わんだろうが、「めんどくさい」って。

クズの上バカとは思われたくはない。単体ならそれほど傷つかないのだが。

でだ。今日はかなり暑かったが、これからますます暑くなるだろう。

ゴミ捨てに出た時にチラッと、あまりちゃんと見たくないからチラッと庭を見たのだが、もう雑草だらけになっていた。

この間摘んだばっかりじゃないか。「摘んだ」が間違ってるのはわかっている!!そのほうがちょっと少女っぽくて可愛らしいと思ったのだっ。

なんだって成長が早いんだ、雑草よ。

私は花はことごとく枯らすが、あいつらは育てなくても育つ。ミラクルだ。

あの生命力をバラとかチューリップとか、カップに入った蓮だとかカップで育てるミニひまわりだとか不動産屋がくれたユッカだとか100均で買った小さな観葉植物だとかに分けるか移すかできないものか。

あ~もうっ!!と思いつつ軍手を持って庭に出る。

芝生にびっしり三つ葉のクローバーのようなのが生えている。

見ると黄色いかわいい花がたくさん咲いていたが、情けは無用だ。どうせ庭になど出ないのだから、お前を愛でる日も来ない。

しっかし・・・。

なんて抜きにくいのだ、この草は。

ボーボーに映えた芝生に絡まるように、茎を張り巡らせている。

アバウトに掴んでひっこぬくと芝生も抜けてしまい、そこだけ薄くなってしまう。

1本1本たどって抜くことはできるが、そんな事をしていたらいつまで経っても終わらないだろう。

しかし意外なことに、この「たどって抜く」のがちょっとおもしろくなってしまった。

私は職場で、地味なパッキンの加工をひたすら繰り返し1年もやってきたのだ。

地味だが何かが達成されていく、しかもちょっと技術がいる的なことが意外と好きなようだ。

できる事なら1本ずつキチンと抜いていきたかったが、時間的にも体力的にも無理なので、結局ガシガシ掴んでは抜いていった。

ところが、ちょっと待てよ。

いつか芝刈りもする事になるんだよなぁ。

だったら先に刈ってから抜いた方が、楽だし合理的では・・・。

気付いた頃には庭の終わり頃になっていた。

私はこの草むしりに5分、と考えていたが、実際にはもう30分は過ぎていた。

トホホ・・・。次回は芝刈りだな。無駄に疲れた。

家に戻り、窓という窓を開け放ち、イスに伸びた。疲れた。

・・・が、む?こ、これは・・・。

エルが部屋の隅で、出してはいけないものを出していた。いわゆるホフマン。

エルのホフはものすっごく臭い。

家のものが皆静かに思い思いのことをしていても、これが臭ってくると「くさいっ!!」とホフに近い者から立ち上がり、愛らしく歩いているエルに向かって「くせ~!!」と言い放つ。

ラもミもこんなに臭わない。なぜなんだ?

二郎のニンニク増しラーメンを食べた後に腐ったアンパン食べてお腹を壊しても、こんなには臭わないだろう。

そんなホフを、またしても床の上に落としていったのだ。

くっそ~、顔をそむけつつトイレットペーパーで掴む。

トイレに流しに行く途中でエルに会ったが、彼女は目下お気に入りの、ストローの入っていたビニールの袋を口にくわえて立ち止まり、じっとこっちを見ていた。

タレ目の情けない顔だ。散々いたぶられてクタクタのビニールをくわえてこっちを見ているのだ。

も、・・・・・萌え~~♪

いいよいいよ、ウンコぐらい♪でもできれば硬いのよろしくね。

こんなにカワイイのにウンチがもの凄く臭いなんて、神様もいじわるよね。

臭くてかわいいエル♪

*禁煙5日目*