人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

サイレントモーニング

もうクリス・スクワイヤはやめた。家事に張りがなくなる。

静かな午前であった。

どうやら、ほとんど飲まずに早寝をしているので2度寝をしないで頑張れているようだ。

と言うか、「飲んでない」、「早く寝た」と思うだけで眠くならないのだ。

これだ。

もう人間のクズとは呼ばせない。

このブログももうすぐ閉鎖となる事だろう。

今日は燃えるゴミの日だ。

何度布団の中で、ゴミ収集車が帰って行く音を聞いたことだろう。

この頃はゴミ屋さんの方が気を利かせて駐車場の中まで入り、2つあるポリバケツからちゃんと燃えるゴミを出して持って行ってくれるようになった。

たまには定位置に出し、「ぽ子さん、やるなぁ(笑)」と言わせてやろう。

では、燃えるゴミを出しましょう。

ゴミ袋をゴミ箱から出す。う~ん、もうちょっと入りそうだなぁ。

私はゴミ箱から出したリビングのゴミを、ダイニングのゴミと合体させる。

手づかみでわっさわっさ移すのだ。

猫のゲロや乾いてカピカピになった花粉鼻汁ティッシュが入っている事もある。

平気じゃ。もう慣れた。

パンパンになるまで入れて、むぉぉぉ~~~っと口を閉める。

入れすぎて閉まらないと、結んでいる取っ手の部分がもの凄い勢いでちぎれる。

指揮者の最後の一振りのようだ。

今回は大丈夫であった。

ソファに座って前かがみになってギュッと結んだ。

「フー。」と一息ついて背もたれに寄りかかると、途端に眠くなってきた。

なんだこりゃ、この背もたれに何かスイッチついてるぞ。

きっと足元あたりから催眠ガスが出されたのだ。

ねむいっ。

私は目を閉じた。

頭のなかで、ドリカムの「好き」が流れ出した。

わたしず~~っと~、泣きたかぁった~んだ~~あああ~♪

そうそう。

わたしずぅぅっとぉ~~、眠たかぁったんだぁぁ~~♪

グー。

「ニャー、ニャー、ニャー、ニャー、ニャー。」

・・・・・・・・・。

この連呼っぷりはミだ。

さっきリビングを出た時に、一緒に出てしまったのか。

ムカッと来たが、入れてやらないとずっと鳴き続けるだろう。

こういうのは早い段階で行動した方が良い。

リビングのドアを開けたが、いない。2階か。

「ミ!!」呼んでみるが返事もない。

チッ、無駄に起こしやがって。

今度は堂々と社長座りでふんぞりかえって目を閉じる。

「ニャー、ニャー、ニャー、ニャー、ニャー。」

!!ケンカ売ってんのか、こんニャロ~!!

鳴きやみそうもないので、またドアを開ける、いない、呼ぶ、来ない。

何度かこれを繰り返したが、もう知らん。

うるさいが、こうなったら根競べだ。

「ニャー、ニャー、ニャー、ニャー、ニャー。」

フン。

「ニャー、ニャー、ニャー、ニャー、ニャー。」

うるさいなぁ。

「ニャー、ニャー、ニャー、ニャー、ニャー。」カリカリッ。

知らないよっ。ん?

今、カリカリッて・・・。

ドアを開けようとする時に鳴る音だ。

あれだけ何度も見たのにドアの前にすら来なかったのに・・・。

あ。もしかしたら・・・。

ミは風呂場の脱衣室に閉じ込められていた。

一体いつから・・・。

すっかり目が覚めてしまった。全然眠れなかったのに時間だけが過ぎてしまった。

仕方ない。何か食べよう。

私はダンナが残した納豆を、立ったままズルズルッと妖怪のように食べた。

イエスサー、自分、目が覚めたであります。家事、やります。

風呂掃除、アイロンがけ、クイックル、順調だ。

しかし・・・。

晩ご飯の下ごしらえが時間内に収まりそうもない。

途中までで仕事に行った。

今日はちょこっとの残業だけで帰れたから、帰ってからは時間はあった。

しかし、晩ご飯を食べ始めたのは10時近かった。

作りすぎたのだ。

安い食材をあとさき構わず買ってしまったので、消費しなくてはならないのだ。

あんかけ焼きそば。

ワンタンとチンゲン菜のスープ。

カキとキムチと卵の蒸し煮。

大根とたくあんの和え物。

わかざぎのマリネ。

皆、食べきれずに残している。

私など、自分で作っておきながらカキぐらいしか食べれなかった。

何だったんだ・・・。時間を戻して食材をスーパーに返してしまいたい。

せっかく早く帰れたのに、時間は昨日以上にない。

はぁ。

明日は朝から仕事だから早く寝たい。

久しぶりにワインをグイッと飲んでいる。

どうなる事やら。