何だかんだで昨夜も布団に入ったのは1時過ぎだ。
ほんっとうに毎晩、早く寝ようと思っているのになかなかそうはいかない。
昨日などは結構眠かったからサッサと寝れると思っていたのに、子悪魔にやられた・・・。
まずは寝室に入ると、一人ぼっちだったエルが大歓迎だ。
この頃はケージから出しているので大抵ベッドの真ん中で寝ている。
私が部屋に入るとニャーニャー鳴いて大歓迎だ。
この世の中で私をこんなに歓迎してくれるのはエルだけだ。
ベッドに寝転ぶとゴロゴロ喉を鳴らしている。
すぐに寝るつもりが、まぁせっかくゴロゴロいって下すってる事だし、ちょっとお付き合いする。
そのうち手にじゃれ始める。
すっかり元気になって・・・(涙)こうなるとなかなか離れられない。
あ、そうだった、どうせ起きてるんならマッサージもしてやろう。
胸の骨が膨らまないと、大変な事になるんだった。
ギュッギュッ。
エルは嫌がって逃げようとする。い~て~い~て~は~な~せ~♪は~なすもんか~ソーセ-ジ~♪
だいぶ胸も丸くなってきたのでもみやすくなり、一気に50回ももんでしまった。と言ってもこんなマニアックな驚きを分かって頂く事は難しいだろう。
このままじゃ嫌われそうだ。それっ、もうひと遊びだ。
何かっちゃ「それっ、ひと遊びだ」なので、エルはかなり凶暴化してきている。
本人は遊んでいるのだろうが、こっちは痛いことこの上ない。
爪は切ればいいだけなのだが、歯はそうもいかない。
子猫の歯は尖って鋭い。
しまった、ご機嫌を伺いすぎてすっかり遅くなってしまった。
早く寝なくては。
もうこの時点で恐ろしくて時計が見れない。
夜寝るのが下手な私には、「遅くなったから早く寝なくては」というプレッシャーは禁物なのだ。
電気を消した。
もうエルはケージに入れていない。
ふと目が覚めたときに顔の横で寝ていたりするので、それが見たいのだ。
眠かったのですぐにウトウトしてきた。
ところがエルがペロペロ自分の体を舐めている事に気が付いて、目が覚めてしまった。
足に炎症を治す薬を塗ってあるのだ。
舐めたらあかん。なめたらあかんぜよ。by極道の妻。
何度も舐める邪魔をしているうちに、面倒になった。
もう時間も遅いし、今日のところは見逃してやる。中途半端な見逃しであった。
またウトウトして気が付いた。
あれ?エルいない。どこ行った?
見ると足元に丸くなっていた。
これじゃいかん。
顔の横で寝て欲しいのだ。
私も眠いしエルも眠かろうが、ムンズと掴んで顔の横に寝かす。
オヤスミ。
またウトウトしていると、エルが顔のあたりをクンクンする気配で目が覚めた。
あら、かわいい。早くおやすみったら。
ジャリ。
ジャリジャリ。
う・・・痛い・・・。
顔を舐め出した。
とても嬉しい好意なのだが、猫の舌はヤスリのようにザラザラしている。
同じところを舐め続けられるとかなり痛い。
前にも我慢してしばらくヒリヒリ痛かったので、今回はどかしてしまった。
あぁ、私へのラブゲージが下がりませんように。
今度はちょっと顔から離して「腕枕」という距離に置いた。
やっとウトウトしたが、手に痛みを感じて目が覚めた。
じゃれ始めたのだ。
鋭い歯で噛みつく。両足でガンガン蹴る。彼女の攻撃はこれだけなのだが充分だ。
一体、寝れたのは何時なんだろう?
今夜からどうしたらいい?