人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

同窓会の次の日

やっぱり起きれなかった・・・(泣)

ちゃんとアラームもセットしたのに全然気がつかなかった。

娘ぶー子が起きて出掛けて行ったのも知らなかった。

9時半にダンナが「オヤジたち、出掛けるって。」と言いに来てやっと目が覚めた。

えっ!?出掛けるって??

9時半??朝ご飯は??

「何時・・・?ご飯は・・・?」

声が出ない。

はしゃぎすぎたのか声がカレカレだ。

「俺が適当に出した。」

・・・それはそれは・・・。助かったけどバツが悪いな。

出掛けるんだったらせめて見送りぐらいしないと・・・ウッ。

ダメだ気持ち悪い、1cmだって動けない。

会話を続けるのも苦痛だ。

ごめんなさい、行ってらっしゃい。

次は1時。

「もう1時だけど・・・買い物どうする?」

今日は義父の誕生日だったのだ。

プレゼントと来週のキャンプに必要な道具を買いに、それと借りたCDの返却。

無理。

「ごめん・・・。」

こう言うのが精一杯だった。

3時ごろ娘ぶー子から電話が来た。

今日は文化祭なんだけど、打ち上げがあるから10時までいていいかと。

「もしもし?」

「もしもし・・・」

「?」

・・・・・・・・。

「もしもし・・・?」

声がかれている上、大きな声を出せないから聞こえないようだ。

「もしもし?」

「・・・もしもし!!」

全然話が進まない。

「今日打ち上げかあるんだけどさぁ。」

「・・・うん・・。」

「?」

相槌も聞こえないようで、私がちゃんと聞いているのかがわからないらしく、

いちいち話が止まる。

「もう10時なら10時に帰ってくりゃいいじゃん!!行きゃいいじゃん!!」

一気に言い切った。疲れる。

ビビッたぶー子は早々に電話を切った。

うー・・気持ち悪い、動けない。

お義父さん達、いつ帰って来るんだろう?

夕方と聞いてるけど、4時と6時じゃ全然違う。

少しでも多く寝ていたい。

ダンナ、帰ってくる。

カップラーメンを食べることにする。

食欲は全然なかったけど、食べないといつまでも具合が良くならない気がしたのだ。

「お湯入れたから3分ぐらいたったら降りてきて。」

3分・・・。

3分後に体を起こせと。

本当に3分でラーメン食べれる状態になるのだろうか?

「伸びちゃうよ~!!」

階段のスピーカーからダンナの叫び声が聞こえた。

3分経っていたか。

ううう・・・。吐くか?吐かぬか?

しかし食べたらだいぶ楽になった。

楽にはなったけどまだまだ寝るぞ。

6時。

義父母がお帰りだ。

もうとっくに起きていたような顔をしなくては。

ハッ!!

服が昨日のままだ。着替えなくちゃ。

これ、ダメだ、これはお義母さんがぶー子に買ったシャツ、これは?これもじゃん。

何だ、結構ぶー子の服をせしめてたんだな。

今日はお義父さんの誕生日だから、外でうなぎでも食べに行こうという事になっていた。

乾杯の酒が頭をよぎる。

ウエッ。無理。

「私今日は飲めませんから車運転していきますよ。」

かっこいい。キマったね。

「ええっ?行ったら飲みたくなるわよ。」

お、お義母さん??ダメですよ、そんな事言っちゃ・・・。

「迎え酒よ♪」

お義母さん・・・(泣)

一応ジンジャーエールを頼んだけど、乾杯のビールぐらいは飲まにゃ。

「お誕生日おめでとう!!」

「乾杯!!」

目をつぶって飲む。一口でも飲めばいいだろう。

「あ・・・。お、・・・おいしいです。」

なんとウマかった。

ジンジャーエールなど必要なかった。

結局いつも通りに飲んでいた。

家に帰ってみんな寝たらまた飲み出した。

うまいじゃないか、酒。

もうちょっと飲んでからゲームやって寝る。

うまいよ、酒。

そういえば昨日同窓会で、色んな人と赤外線でプロフィールを送りあったけど、

今日見てみると、誰のアドレスも入っていない。

なんで??楽しみにしてたのに・・・。

携帯をいじくりまわしたら・・・そうか・・・。

「赤外線受信

「プロフィール送信

そうか、受信と送信は別だったのか・・・(泣)

送るだけ送って相手のものは受信しなかった。

こうなったら連絡を待つしかない。

フー、明日は魔の月曜日だ。

バカ飲みした後の月曜日は精神的につらい。

どうか少しでも楽に過ごせますように。

どうかしょうもない酔っ払った記憶が甦りませんように。