人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

芝刈りを・・・

ダンナが出張だと朝が早いので、ご飯も食べずにひとりで起きて「じゃあね。」と声をかけて出掛けて行きます。

だもんで起きたら8時だ。

正確にいうと私も6時に目が覚めた。割と気持ちよく目が覚めた。

でも起きても寝たくなるのは目に見えているので、努力して頑張ってもう1度寝たのだ。

娘ぶー子は豊島園に行くと言ってやはり8時に起きて来た。

9時に出掛けてしまうと1人になってしまい、やはり眠くなる。

これまた正確にいうと、寝ないともったいない気がするので眠くするのだ。

しかし、はっ!!

そうだった、芝刈りしようと思ってたんじゃん!!

今日はちょうど良く雲っているし、やるぜ・・・。

でも・・・

6時に1度目が覚めたと思うと眠くなる。

二度寝した事は作用しない。

10時頃までダラダラしてしまった。

何度も繰り返しているが、こんなことなら10時までグッスリ寝れば良かった。

軍手どうしたっけ、軍手。

1個しかないんだから・・・って昨日枝切りの時に使ったんじゃん、

つー事は洗濯機の中だ。

洗濯機を開けるとまだまだパンパンに詰まっている。

くそ~、いつまで経っても減らないな。

だったら今日もやればいいのはわかってはいるけど、芝刈りに心を奪われ過ぎてタイミングを逃してしまった。

「まだ間に合う」という言葉を思い出す前に次の行動に移る。

軍手探してるんだった。掘れ・・・掘れ・・・。

出てきた軍手は半分裏返っていて・・・湿っていた・・・。

オェッ。見つかったぞ、レッツーゴーだ。

ゴミ袋(中)を持ち、はさみを持ち、虫よけスプレーをシューッとしたところでメール。

娘ぶー子だ。

「今ヒマ??」

暇だなんて言おうもんなら何かに使われそうだ。

「芝刈りしようと思ってたところ」

嘘ではない。

「チケットを忘れた・・・。」

なに!?

最寄り駅まで車で往復20分もみればいいか。

私は12時にはご飯食べて次の仕事に行かねばならないのだ。

これでは芝刈りが厳しくなる。ちょっと嬉しい。

「明日芝刈り手伝ってくれる?」

「手伝う②」

よっしゃ~!!

やった!!今日やらないで済む。明日ぶー子の手伝いゲット。

仕事に行ったら昨日見た5Sのビデオを返した。

違う部署のエラい人にだ。

「これ、途中で切れたところがあったでしょ。」

えっ!?途中で切れたところがあったの!?寝てた時か!!

「どうだった?ちゃんとわかった??」

え~!?え~い、

「大丈夫です。だいたいのところはわかりました。」と言い、辛うじて起きていた前半についてバババと喋った。

この人は上司なんだ、偉い人なんだ、ちゃんとやらないといけない人なんだ。

とにかく話は前半に絞られるが「理解した」ように喋りまくる。

上司も「どうやったらもっと職場は良くなるか」と熱く語り出し面倒臭くなったが、

後半寝ていて理解していないことがバレるよりはマシだ。

家に帰る前にメールをチェックしたら、ぶー子がまだ豊島園で具合が悪いと。

げぇ~。今日はダンナが早く帰ってくるからラーメン食べに行くのに。

ラーメン後回しで近くの駅までぶー子を迎えに行く。

「具合どうよ?」

「うん・・・。気持ち悪い・・・。」

向こうでもずっとイスで休んでいたらしい。

「貧血の薬(鉄剤)飲まないから・・・。」

朝、そんな時間はない!と言われたのだ。ゴックンに何年かけるつもりなんだ。

「そうじゃない。酔った・・・。」

「酔った?!」

豊島園で、帰る時間が近づいてきたからと、乗りまくったら酔ったらしい。

乗り物酔いで駅にお迎えかい・・・。

ラーメン後回しにしたんだよ・・・。

明日の芝刈り、覚えてろよ。

家に帰ったら私はゲームをやった。

ぶー子はPC。

ダンナはスポーツニュースを見ながらビーズでチョーカーを作り出した。

眠くなった。

6時に一度目が覚めたんだぞ。