人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

またやってしまった・・・。

だってお祭りだったんだもん・・・。

今日は1日ひどい二日酔いだった。

また1日無駄に過ごしてしまった。

昨日はカラオケに行こうと目論んでいましたが、

ダンナはお祭りに行きたそうだし、サリーにも会える事になったから

カラオケは諦め、お祭りに繰り出す事になった。

でもちょっと問題が・・・。

「もう出れるの?」

「うん。」

かぁ~、やっぱその格好で行くの?

ダンナが着ていたのはダンナのお父さんからのお土産のTシャツ。

白地に・・・花模様・・・。・・・エレガントっす・・・。

着替えて、とも言いにくい。

「何とかアレ、着替えて欲しいんだけど」

側にいた娘ぶー子にメール。

返事が来る代わりに動きだした。

「お父さん??お祭りだよ??そんな格好じゃダメだよ!」

「??」

「もっとさぁ、派手なのないの?」

「いや・・・別にいいよ、ハハ・・・。」

負けるなぶー子!

「黒いのあったじゃん、GANGって書いてあるやつ。あれに短パンがいいよ、早く!!」

「ぽ子~、ダメ出しもらっちゃったよ、これじゃダメだって、ハハハ。」

ダメなの!

「早く着替えてきなってば!!」

「そう・・?」

とうとう重い腰を上げてくれました。

「黒いのって、これ?良くわかんないんだけど・・・。」

とダンナが持って着たのはデビルマンのTシャツ。

「違うーー!!」

違うーー!!

まぁそんな感じで何とか着替えて出ることができました。ハァ~。

そしてまたサリーの店で朝方まで飲んでおりました。

もう記憶はほとんどありません。

起きてみたらひどい二日酔いで動けなかった。

リビングのソファで寝ちゃったんだけど、今日1日トイレ以外にこの場所を動く事はなかった。

10時にぶー子が帰宅。

顔が真っ赤で酒臭い。

「アンタ・・・飲んだの?」

「ムヒヒ、ちょっとだよ、ちょっと。」

ここで生ぬるい態度を取っては後々よろしくないだろう。

「ふざけんなよ、見りゃわかるっつの、どんだけ飲んだんだっつーの!!」

緩んでた顔が少し締まるが、それでも口元がヒクヒクしている。

「2本・・・飲みました・・・。」

臭ぇ・・・。酒臭ぇ・・・。二日酔いにゃキツい臭いだ。

「でもちゃんと歯も磨いたし、」

「子供じゃないんだから歯磨きでいばるな!!」

「・・・お母さんだって、昨日磨いてないじゃん・・・。つーか帰ってきてそのまま寝ただけじゃん(笑)」

「!!」

「あんなにひどくはないよ~。」

「・・・。」

「お母さんだってどうなのよー。」

「どうもこうもこっちゃ酒飲んでいい歳なの!!アンタは法律に違反してるの!!」

「違う、高校生の時だよ。」

「あ?まさか飲んでな・・(飲んでない、なんてしらじらしいにも程があるな)そりゃちょっとは、ん?いやその。」どう言ったらいいのだ。ぶー子は爆笑だ。

「んじゃおやすみ~♪」

「・・・おやすみ・・・。」

くそー、負けた。

それでも立場上、酒を許す訳にはいかない。

今度飲んだら1ヶ月皿洗い+食事当番とした。

早く飲んでくれないかな♪

フー、11時15分。

本当に食べて寝て吐いただけで1日終わってしまった。

大後悔だ。